グローバル割当リストを設定する

  • Published by Viedoc System 2023-10-28
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はじめに

割当リストの設定は、非盲検統計学者のロールに割り当てられたユーザーのみが実行できます。

試験内で割付を使用する場合(静的割付を設定する/ 動的割付を設定するを参照)、割当リストは2つの異なる方式で定義することができます。

重要! 割付設定およびグローバル割り当てリストを本番モードで利用するためには、割付機能が試験ライセンスに含まれている必要があります。ライセンスがなくても、デモモードで割付を構成することはできます。

  • 個別割当リスト - 定義された割付ごとに個別の割当リストが使用されます。この場合、静的割付を設定する/ 動的割付を設定するに記述の通り、割当リストはViedoc Adminの割付設定画面で設定され、アップロードされます。
  • グローバル割当リスト - 定義されたすべての割付に1つのグローバル割当リストが使用されます。これはViedoc Designerで高度な割当が有効になっている場合にのみ使用できます (Viedoc Designerの高度な割当設定の詳細については、割付を設定するレッスンを参照してください)。
    ロジスティクスを使用できるようにするには、グローバル割当リストを使用する必要があります。

割当リストがアップロードされていない場合、またはロジスティックスを使用しているが、現在定義されている範囲(試験/国/施設)で使用可能なキットがない場合、Viedoc Clinicで割当を実行しようとすると、システムはNo slots found for allocation(割当用のスロットが見つかりません)と応答します。

グローバル割当リストを設定する

以下の図に示すように、この設定はViedoc AdminのRTSM設定で行います。

試験で定義されたすべての割付に対してグローバル割当リストを使用するように選択されている場合は、以下のようにグローバル割当リスト設定が割付ポップアップの下部に表示されます。また、ロジスティクスを有効にするのオプションも表示されます​​​:

ロジスティクスを有効にする - このオプションを有効にした場合は、Viedocのロジスティクス機能を使用することができます。ロジスティクス機能の詳細については、Viedoc ロジスティクスの概要を参照してください。

重要!
このオプションは、グローバル割当リストの設定が承認された後に、チェックまたはチェックを解除することはできません。また、ロジスティクス機能を含む、有効なライセンスが必要になります。

グローバル割当リストを設定する

グローバル割当リストを設定するには、以下の手順に従います。

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グローバル割当リストの設定の右側にある開くをクリックします。 定義画面が表示されます。

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定義タブで、以下を設定します。

  • 割当の範囲 - どの範囲に IP (キット) を割り当てるかを定義します。以下の範囲のいずれかを選択できます:
    • 試験
    • 施設

キットを管理するで解説のとおり、ロジスティクスが有効になっている場合は、その設定がキットの管理方法に影響をもたらします。

  • 割当の入力プロパティ - 試験で定義されたすべての割付に割り当てる必要がある、全てのIPに対する入力プロパティを必ず追加してください。プロパティID、プロパティラベルを入力します。
    コードリスト項目(ラジオボタンなど)の場合、プロパティ値を追加して、コードと一致するラベルを定義します。

注意!割当リストをアップロードできるようにするには、すべてのコードリスト項目に対してコードを定義する必要があります。コードとラベルが定義されていないコードが割当リストに含まれている場合は、アップロードすることができません。試験デザインで定義されているものと同じコードを使用する必要があります。コードリスト項目にプロパティ値が設定されていない場合、ロジスティックスにはコードのみが表示されます。

  • 割当の出力プロパティ - 試験で定義されたすべての割付に割り当てるべきすべてのIPに対する入力プロパティを必ず追加してください。プロパティID、プロパティラベルを入力します。コードリスト項目には、コードとラベルを定義する為にプロパティ値を追加します。
  • ロジスティクスが有効になっている場合、定義されているすべての入力および出力プロパティに対して以下の設定を行います。
    • プロパティタイプ - この項目では、割当リストのどの列にキットタイプ、キット番号および有効期限が入るかを定義します。
    • 盲検 - Viedoc Clinicでロジスティクスにアクセスするユーザーに対して、この項目を盲検化する必要がある場合はこのオプションを選択します。
    • 重要!

      • この設定は、Viedocロジスティクスの盲検プロパティの表示にのみ影響します。プロパティをViedoc Clinic(フォーム)で表示するかどうかは、Designerで項目を出力または盲検出力のいずれかに指定することで、別途設定することができます。割付設定で項目が盲検出力として設定されている場合でも、ここで盲検として設定されていない場合はロジスティクス画面に表示されます。

以下の例を参照してください。

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重要!
設定を承認した後は入力および出力プロパティを追加または変更することはできないため、必要なプロパティがすべて定義されていることを確認してください。設定を承認した後は、ロジスティクスを有効または無効に切り替えることはできません。
設定を承認して、リストを作成するをクリックします。 マッピングタブが使用可能になります。

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マッピングタブで、ステップ1で定義された各入力および出力プロパティを、試験デザインでそれぞれの高度な割当に対して定義した個々の入力・出力プロパティにマッピングします。リスト内の1つ以上の割付に適用されないプロパティについては、マッピングなしを選択する必要があります。複数の行、つまり複数のマッピングが必要になるのは異なる定義が使用されている場合のみであることに注意してください。保存をクリックします。

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アップロード&表示タブで、割当リストのテンプレートをダウンロードします。

注意!試験にライセンス キー (参照 ID) がない場合、または割付機能が含まれていないライセンス キーがある場合は、グローバル割り当てリストの設定の アップロードと閲覧 タブで、割付機能がライセンスに含まれていないことを通知するメッセージが表示されます。

注意!この試験ライセンスでは割付は利用できません。

テンプレートのダウンロードとアップロードのリンクは利用できません。

Excelファイルのテンプレートがダウンロードされます。

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ダウンロードしたテンプレートファイルを使用して割当リストを入力し、ファイルを保存します。

注意!日付項目に対するセルの表示形式(有効期限など)は文字列に設定する必要があります。これをExcelで日付形式に設定していないことを確認してください。日付の形式がテキストに設定されていない場合、割当リストのアップロードは失敗し、エラーメッセージが表示されます。

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アップロードをクリックし、割当リストを含むファイルを選択して、 開くをクリックします。ファイルがアップロードされます。

割当リストを表示する

割当リストを表示するには、 アップロード&表示タブで、表示アイコンをクリックします。
以下のシートを含むExcelファイルがダウンロードされます。

  • 設定 - 割付用に設定された因子と出力およびコードリストの概要を示します。
  • 現在の分布 - 異なる因子とグループに関して、無作為化された患者の分布を表示します。
  • スロット - すべてのスロット、因子、出力(この場合はキット番号)およびスロットがまだ使用可能かどうかをリストします。スロットが既に埋まっている場合、患者の詳細、患者を割付したクリニックユーザーの詳細(メールアドレス)および割付の日時も表示されます。

注意! 上記の Excel ファイルは、Viedoc Clinic の無作為化および割り付けフォームに従ったキットステータスを反映し ています。Logistics 画面で行われたキットステータスにおけるすべての変更は Logistics stock list Excel ファイルで見ることができます(在庫リストとキットの詳細 を参照)。

ロジスティックス機能が有効になっている場合、スロット現在の分布には常に現在中央倉庫にあるキットのリストのみが反映されます。施設にあるキットはリストに含まれていません。それらはロジスティクス画面からのみ追跡可能です(Viedocユーザーガイド サプライマネージャー編を参照)。

割当リストを編集する

割当リストに新しいキットを追加するには、ツールのアイコンをクリックし、リストに追加を選択します:

新しいキットが反映されたExcelファイルをアップロードします。このファイルは最初にアップロードされたリストと同じ形式でなければなりません。前述のグローバル割当リストを設定するステップ6を参照してください。