試験ワークフロー

  • Published by Viedoc System 2024-12-06
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ここではイベントの設定方法を説明します。


はじめに

試験ワークフローページでは、試験のイベントを設定し、イベントにアクティビティとフォームを追加できます。 イベントとは、Viedoc Clinicで診察や、または有害事象などとして表示されるものです。 イベントはViedoc ClinicまたはViedoc Meの患者によって開始されます。

4種類のイベント

Viedocには4つのタイプのイベントがあります:

  1. 試験開始イベント - 許可されるフォームは1つだけで、通常は患者識別データを含むフォームです。 このフォームは、クリニックユーザーがViedoc Clinicで新しいカードを追加(患者の追加)をクリックすると開きます。

    注意! 試験開始イベントフォームの編集権限を持つユーザーロールのみが、新しい患者カードを追加し、Viedoc Meアカウントを有効にすることができます。
    重要! まずはじめに試験開始イベントを追加した後、アクティビティとフォームを追加して保存をクリックします。 他のイベントを試験ワークフローに追加する前に、これらの手順が実行されていることを確認してください。
  2. 規定イベント - プロトコルで規定されている診察/ビジット
  3. 予定外イベント - 追加または必要に応じた診察などです。予定外イベントが試験デザインに設定してある場合は、イベントを追加アイコンがViedoc Clinicに表示され、クリニックユーザーは必要に応じてイベントの追加ができます。
  4. 随時観察イベント - ワークフローとは別に、または並行して発生するイベント。 これらのイベントは規定イベントにリンクされていません。 例は:
    • 併用薬
    • 有害事象
    • 病歴
    • 投与量調整
    • 日報

4つのタイプのイベントはViedoc Clinicでは以下の図のように表示されます:

重要! 随時観察イベントは、Viedoc Clinicのフィールド予定外のイベントに表示されます。 予定外のイベントは、イベントを追加ポップアップのドロップダウンリストとイベントスライダーに表示されます。

イベント - アクティビティ - フォーム

以下の図は試験ワークフローページの概要を示しています。

白いボックスはイベントを表します。
イベント内の緑色のボックスは、アクティビティを表します。
アクティビティ内の黄色のボックスはフォームを表します。

イベントには、1つまたは複数のアクティビティを配置することができます。 アクティビティには、1つまたは複数のフォームを配置することができます。 定義された条件が真の場合にのみ、イベントとアクティビティの両方に表示条件を設定できます。イベントの表示条件を設定を参照ください。

同じフォームが異なるアクティビティに配置されている限り、同じイベントに同じフォームを複数回含めることができます。 例えば、薬物投与の前後のバイタルサインの測定です。(投与前および投与後のアクティビティ)

試験ワークフローページでできることは:

1. イベントのタイプを選択する
2. イベント設定を編集します: 一般設定, 表示条件設定, 予定設定
3. イベントを折りたたむ/展開する
4. イベントを削除する
5. アクティビティ設定を編集する
6. イベントからアクティビティを削除する
7. フォームインスタンス設定を編集する
8. アクティビティからフォームを削除する
9. イベントにアクティビティを追加する
10. アクティビティにフォームを追加する
11. 試験ワークフローにイベントを追加する
12. タイムラインを日単位で表示するかどうかを選択します:時間の表示オン/オフ
13. 試験ワークフローをPDFに印刷する試験ワークフローをPDFに印刷
14. 変更を保存する
15. 試験ワークフローページを閉じる

シンボルの解説

シンボル

定義

イベントに表示条件があります
このイベントは繰り返しイベントであり繰り返しの数が表示されます(例では2)
イベント内のアクティビティの数(イベントが折りたたまれたときにのみ表示されます)
フォームインスタンスの設定:設定は行われません
フォームインスタンスの設定:項目の表示設定のカスタマイズを編集または、フォームを繰り返しフォームに設定

イベント

イベントの一般設定

イベントの右上にあるペンアイコンをクリックして、試験イベント設定ポップアップを開きます。

一般タブで以下の設定ができます:

1. イベントID - イベントを識別するために使用される一意のID。 このフィールドは必須であり、スペースや特殊文字は使用できません。
2. イベント名 - イベントの名前の設定で必須です。 14文字を超えるとイベントボックスの名前がフェードアウトしますが、実際のイベントページでは完全に表示されます。
3. イベントの説明 - オプショナルでの本イベントの説明を入力します。 25文字を超えるとイベントボックスで説明がフェードアウトしますが、実際のイベントページでは完全に表示されます。
4. イベント日付の自動入力を有効化 - イベント日付の自動入力
5. 短い概要形式 - 短い概要形式
6. 長い概要形式 - 長い概要形式
7. 入力環境 - 本イベントに設定するフォームを Viedoc ClinicからかまたはViedoc Meから入力するかを設定します。患者開始イベント
8. 本イベントを削除する - 削除したいイベントをクリックします。

イベント日付の自動入力

自動イベント日付オプションは、Viedoc Clinicの訪問日フォームで手動で設定した日付とは別の日付に基づいてイベント日付を設定します:

自動イベント日付入力の有効化/無効化は、予定されていたイベント予定されていないイベントでのみ可能です。 試験開始イベント、随時観察イベント、および患者開始イベントでは、自動イベント日付入力を有効にするがデフォルトでチェックされ、読み取り専用に設定されています。つまり、イベント日付は常に自動的に設定されます。

自動イベントの日付入力は、ドロップダウンリストで選択した次の設定のいずれかに基づきます:

  • 初期入力日 - イベントの日付は、イベント内で最初のデータが入力および保存されたときに、サイトが所在するタイムゾーンでの日時が適用されます。
    注意!自動イベントの日付が最初のデータ入力に基づいている場合、予定されているイベントは、そのビジットウィンドウに達するまで編集できません。
  • フォーム内の日付項目 - イベントの日付は、イベント内の特定の日付または日時項目に設定されます。 フォームの作成と編集 を参照ください。
    • FormRepeatKeyによってフォームインスタンスが設定されている場合、この設定されたフォームインスタンスが使用されます。
    • フォームインスタンスが設定されていない場合は、最初のフォームインスタンスが使用されます。
  • この項目は次の形式の式で指定できます: $THIS.FormID.ItemID詳しくはViedocでJavaScriptを使うを参照ください。
  • 重要! 日付の設定に使用される項目は現在のイベント内の項目でなければならないため、イベントは常に$THISとして指定する必要があります。
    フォーム内の日付項目が繰り返しフォーム内にあり、イベントの日付がその項目に設定されている場合は:

Viedoc Clinicでは、イベント日付の自動入力設定は次のような影響があります:

  • 指定された項目を含むフォームがリセットされた場合、イベントの日付は初期入力日に従って設定されます。
  • イベント内でデータが入力されており、指定されたフォーム内の日付項目がまだ入力されていない場合、イベント日付は、それぞれの項目が入力されるまで初期入力日に設定されます。
  • クリニックのスタッフは、イベント日が一番初めの入力日に基づいている場合、規定イベントと予定外のイベントに自動的に割り当てられたイベント日を変更できます。 自動設定されたイベント日はフォーム項目に基づいている場合編集ができません。 自動設定されたイベント日を変更する場合は、Viedoc Adminにて可能です。
  • イベントに時間の許容範囲が設定されている場合(下記の日付の範囲指定を参照)、自動設定されたイベントの日付が時間の許容範囲外の場合、以下が適用されます:
    • イベント日付のフォームを除外するオプションがオフの場合 - イベント日フォームでクエリが発生します:
    • イベント日付のフォームを除外するオプションがオンになっている場合 - Viedoc Clinicでは、イベント日付のフォームが表示されていない場合はクエリを発行できないためフラグは設定されません。(下記のイベント日付のフォームを除外するを参照)
  • 自動イベント日付機能を使用して追加されたイベントは、現在の有効なデザインを有効化します。

イベント日付のフォームを除外する

イベント日付の自動入力を有効化オプションがオンの場合、イベント日付のフォームを除外するをオンにすることで、Viedoc Clinicからイベント日付フォームを除外できます。 これは、イベント日付フォームが詳細ページ、データレビューコンソール、署名コンソール、またはイシューリストに表示されておらず、イベント日付にクエリを発行できないことを意味します。 イベント日付フォームはメトリクスに含まれてはいませんが、データ出力での利用は可能です。

イベント日付のフォームを除外するがオフの場合、Viedoc Clinicisでイベント日付は表示されます:

イベント日付のフォームを除外するがオンの場合、Viedoc Clinicでイベント日付は表示されません:

注意! 除外されるのはイベント日付フォームのみです。イベント日付が短い概要形式(短い概要形式)と/または長い概要形式(長い概要形式)で使用された場合、イベント日付は部分的にViedoc Clinicで表示される可能性があります。なおこの設定は、フォームの「日付」および「日付/時刻」の項目にも影響します。

試験開始イベントや規定イベント、患者開始イベントの場合、イベント日付のフォームを除外するオプションはデフォルトでオンになっており、読み取り専用に設定されています。これらのタイプのイベントではViedoc Clinicからイベント日付フォームは常に除外されます。

改訂でのイベント日付自動入力設定の変更

試験デザインの改訂でイベント日付自動入力設定が変更されると次のアクションがトリガーされます:

現在の設定 試験デザインの改訂での変更 (Viedoc Designer) 改訂適用後の結果 (Viedoc Clinic)
イベント日付の自動入力を有効化がオン イベント日付の自動入力を有効化をオフにする 既存のイベントの日付は保持されます。
イベント日付フォームは、非表示から表示に変わります。(つまり、改訂を適用する前にイベント日付のフォームを除外するフォームを選択した場合)
イベント日付の自動入力を有効化がオン 初期入力日からフォーム項目にまたはその逆に変更する 既存のイベント日付は更新されます
イベント日付の自動入力を有効化がオンでフォーム項目が設定されている 項目を変更する 既存のイベント日付は更新されます

注意! 改訂時にイベント日付の自動入力設定を変更してもサイトからの承認は必要ありません。

イベントの日付に応じた試験デザインバージョンのバーンイン方法の詳細はViedoc試験構成管理を参照ください。

イベント日付の自動入力が導入される前に試験を開始された方へ

イベント日付の自動入力が導入される前に開始された進行中の試験(Viedoc 4.47)では、試験デザインの改訂でイベント設定を変更し、イベント日付の自動入力の設定をすることができます。

短い概要形式

短い概要形式は、Viedoc Clinicの以下の場所でのイベントの表示方法を定義するために使用されるイベント識別子です:

1. 詳細ページのイベントスライダー
2. 詳細ページのイベントのヘッダー
3. イベント日付フォーム
4. 署名コンソール
5. データレビューコンソール

短い概要形式は、変数(ViedocでJavaScriptを使うを参照ください)およびフリーテキストを入力できるフィールドです。 繰り返しイベントの場合(下記の繰り返しイベントを参照ください)(下記の定期的なイベントを参照)、短い概要形式でStudyEventRepeatKeyを使用して同じイベントの異なる発生を区別できます。詳しい使用例は予定設定を参照ください。

注意! イベント概要形式は常に現在の有効なデザインバージョンから読み取られ、イベント開始時にバーンインされたデザインバージョンとは一切関係ありません(デザインバージョンの詳細については、Viedoc 構成管理を参照してください)。 したがって、概要形式内で使用される変数は、変数値が選択されるフォームにバーンインされたバージョンからではなく、現在の有効な設計バージョンからも読み取られます。

短い概要形式フィールドに何も設定されていない場合、イベント名はデフォルトでViedoc Clinicの上記の場所に表示されます。

長い概要形式

長い概要形式は、以下の場所で開始された後のイベントの表示方法を定義するために使用されるイベント識別子です:

1. Viedoc Clinicのフォームのヘッダー
2. 履歴PDFフォームのヘッダー
3. Viedocバージョン4.39以降のPDFエクスポート

Viedoc Clinicでイベントが開始される前に、上記のすべてのイベントを識別するために短い概要形式が使用されます。

長い概要形式は、変数(ViedocでJavaScriptを使うを参照ください)およびフリーテキストを入力できるフィールドです。繰り返しイベントの場合(下記の繰り返しイベントを参照ください)(下記の定期的なイベントを参照)、短い概要形式でStudyEventRepeatKeyを使用して同じイベントの異なる発生を区別できます。詳しい使用例は予定設定を参照ください。

注意! イベント概要形式は常に現在の有効なデザインバージョンから読み取られ、イベント開始時にバーンインされたデザインバージョンとは一切関係ありません(デザインバージョンの詳細については、Viedoc 構成管理を参照してください)。 したがって、概要形式内で使用される変数は、変数値が選択されるフォームにバーンインされたバージョンからではなく、現在の有効な設計バージョンからも読み取られます。

長い概要形式を使用すると、PDFのヘッダーのサイズが大きくなります。 PDFヘッダーに3行を超えるテキストが含まれている場合、PDFのコンテンツと重複します。長い概要形式フィールドに何も設定されていない場合、イベント名と括弧内のイベント日付が、Viedoc Clinicの上記の場所にデフォルトとして表示されます。I

注意! 長い要約形式を使用すると、PDFのヘッダーのサイズが大きくなります。 PDFヘッダーに3行を超えるテキストが含まれている場合、PDFのコンテンツと重複します。

概要形式と随時観察イベント

随時観察イベントのサマリー形式は、それぞれのイベントがどのように表示されるかを定義するために使用されるイベント識別子です:

1. Viedoc Clinicでの予定外イベントのフォームのリストポップアップ(規定イベントのリストがポップアップされます)
2. 規定イベントのヘッダーフォーム
3. 履歴PDFフォームのヘッダー
4. Viedocバージョン4.39以降のPDFエクスポート

概要形式は、変数(ViedocでJavaScriptを使うを参照ください)およびフリーテキストを入力できるフィールドです。 画像の例では、Viedoc Designerで概要形式が{AE.AENO} {AE.AEEVENT} {AE.AESTDT}に設定されています。 開始日2018年10月14日の被験者SE-UU-018の最初の有害事象頭痛の場合、概要形式は: 1 Headache 14 Oct 2018 00:00となります。

イベントの表示設定

イベントの右上にあるペンアイコンをクリックして、イベント設定ポップアップを開きます。

表示条件タブで、条件が真と評価された場合にのみイベントが表示されるように設定の追加ができます。 条件はJavaScriptの式として記述されます。

表示条件フィールドが空白の場合はViedoc Clinicで常に表示になります。

注意! 表示条件は、規定イベントのみ設定できます。 試験開始イベント、予定外イベント、または随時観察イベントの表示条件を設定することはできません。

イベントの予定設定

イベントの右上にあるペンのアイコンをクリックしてイベント設定ポップアップを開きます。

予定設定タブで、予定日の範囲指定と繰り返し設定ができます。

注意! 予定の設定は規定イベントのみが可能です。試験開始イベントや予定外イベント、随時観察イベントでの予定は設定できません。

予定日の範囲指定

日付の範囲指定を有効にするチェックボックスを選択すると、参照日から次のイベント日までの自動計算を設定できます。設定は以下、イメージは上図を参照ください。

1. 次の予定イベント日起点日からn日(参照日から何日後)と設定します。
2. 参照日を定義するには、ドロップダウンリストから、実際のイベント日、予定イベント日のどれを基準とするか選択します。
注意! 参照日実際または予定を選択した場合は、サイトが入力した参照日に基づいて予定日(scheduled date)が計算されます。ただし、参照イベントが開始されていない場合は、予定日が使用されます。また、参照イベントが計画されていない場合は、参照イベントの予定日が使用されます。
3 + 4. オプション: 起点日の何日前(3)から、または何日後(4)に日数を入力してイベントが開始できる許容日数範囲を設定できます。デフォルトでは0日に設定されています。

イベントの繰り返し

イベントを定期的に繰り返すことを許可する場合は、繰り返しを有効にするチェックボックスをオンにし設定します。(上図を参照)

5. 最初のイベント発生に加えて、繰り返すイベントの回数を入力します。 たとえば、この数が3回に設定されている場合、イベントは合計4回発生します。 入力できる最大数は999です。
6. 予定イベント日参照日からn日後に設定します。nは、2つの連続したイベント発生の間の日数です。
7. 参照日が、前回の実際のイベントの日か予定イベントの日かどれに基づいて定義されるかを選択します。
8. オプション: 日数を入力して繰り返しイベントの開始できる別の許容日数範囲を設定します。こちらが空白の場合は、元のイベント( 3 および 4)に設定された許容日数範囲が適用されます。

イベントの繰り返しを使った例は イベントをスケジュールするを参照ください。

規定イベントにリマインダーを設定する

スケジュールされたイベントが完了していない場合、一定の間隔でリマインダーを送信するように設定することができます。
完了したイベントの定義は以下となります。

  • 通常の試験  フォームは全て記入済み(緑色)であること。完了したイベントにクエリは影響しません。 
  • PMS     分冊が施設側の管理下にないこと。(送信済み/開封済み/固定済み)

完了されたイベントは、設定されたイベントリマインダーの間隔に従って定義されたタイムポイント(施設のあるローカル時間)に定期的に評価されます。以下のような変更は、次の評価に影響します。

  • フォームデータの保存(完了条件がfalseの場合はリマインダーが発生します。)
  • フォームがリセットされた場合(リマインダーが発生し、データがリセットされたために完了条件がfalseになります。)
  • 繰り返しフォームのインスタンスが削除された場合(完了条件がfalseの場合はリマインダーが発行されます。)
  • 最新の有効なデザインでイベントが削除された場合(新しいデザインが適用されるとすべてのリマインダーが削除されます。)

繰り返しイベントには、最初のイベントと同じリマインダー設定が適用されます。

規定イベントのリマインダー設定

規定イベントフィールド右上にあるペンアイコンをクリックすると、イベント設定ポップアップウィンドウが表示されます。

リマインダータブでは、イベントの前の通知や、完了していないイベントをユーザーに知らせることができるリマインダーを設定することができます。リマインダーは、Viedoc Clinicのメッセージとして表示されますが、オプションとしてメールを送信することもできます。リマインダーを設定するには、リマインダーを追加をクリックします。

リマインダー設定は以下の通りになります。

1. イベントが完了していない場合にリマインダーを送信するにチェックを入れてます。

2. リマインダーを送信するタイミングの設定:ドロップダウンリストから選択した条件の何日前または、何日後(1日から99日まで入力可)にリマインダーを送信するかを入力します。

  • 起点日 - を選択すると、イベントの予定日にリマインダーが送信されます。シナリオに応じて、起点日は、イベント開始日、予定されたイベント、または再スケジュールされた(提案された)イベントの日になります。
  • 範囲開始日/範囲終了日 - 範囲開始日または範囲終了日にリマインダーを送信するには、予定設定タブで日付の範囲指定を有効にするにチェックが入っている必要があります。

またリマインダー送信時刻は、施設のあるタイムゾーン(例えば、日本以外の国で試験が実施される場合を考慮します。)を入力します。

3. リマインダーを繰り返し送信する間隔を設定します。繰り返すの左側にあるチェックボックスを有効にして、リマインダー送信を、何日毎に(1~99の間)と最大送信回数(1~999の間)を入力します。このオプションを選択しないと、ステップ2で定義したように、リマインダーは1回しか送信されません。

4. リマインダーメッセージを作成します。

  • To: フィールドをクリックして、リマインダーを受け取る試験ロールを選択します。緑のプラス記号をクリックして、Cc / Bcc受信者のフィールドを追加します。
    注意! PMSでは、施設側のデータにアクセス権を持つロールのみを受信者として指定できます。
  • メッセージの件名を入力します。青いクエスチョンマークのシンボルをクリックすると説明が表示されますが、「件名」と「本文」の両フィールドで変数を使用することができます。
  • メッセージ本文を記入します。

5. メールとして送信を選択すると、受信者の電子メールアドレスにもリマインダーが送信されます。このオプションを選択しないと、リマインダーはViedocの内部メッセージとしてのみ表示されます。

6. 他のリマインダーを追加をクリックして、複数のリマインダーを設定することができます。

7. リマインダーを削除したい場合は、フィールド右上の削除をクリックします。

Viedoc Me 患者日誌

特定のイベントで、Viedoc Meを使用して患者から直接データを収集する場合は、イベントの一般設定の入力環境ドロップダウンリストからViedoc Me(患者日誌)を選択する必要があります。

注意! このイベントは、Viedoc ClinicイベントまたはViedoc Me(患者日誌)イベントのいずれかになりますが、 同じイベント内で、クリニックでEDCから記入するフォームとViedoc Meのアンケートフォームとを混同することはできないため、Viedoc Meフォーム用に個別のイベントを作成する必要があります。 予定外イベントは、試験開始イベントと規定イベントでの最初のイベントにはなり得ません

試験ワークフローの中に少なくとも1つのイベントが予定外イベントが設定されている場合、Viedoc Clinicの詳細ページに携帯電話のアイコンが表示されます。 クリニックのユーザーはこのアイコンを使用して、特定の患者のViedoc Meアカウントを開始できます。


注意! 予定外イベントの概要形式はViedoc Meでは表示されず、Viedoc Clinicでのみ表示されます。

イベント設定の複製

新しいイベントを作成する場合、既存のイベントの設定を複製することで設定開始ができます。 これを行うには、追加済みのイベントをコピーするチェックボックスをオンにし、ドロップダウンリストからコピーをしたいイベントを選択します。

イベントIDイベント名イベントの説明を入力してイベントを追加をクリックすると、選択したイベントと同じ構成で新しいイベントが作成されます。

  • アクティビティとフォーム
  • 表示条件
  • 予定設定
  • イベント日付の自動入力
  • 短い/長い概要形式
  • ソース(clinicで入力されたもの/Viedoc Me患者日誌)

アクティビティ

アクティビティ設定

イベントにアクティビティを追加するにはイベントフィールドの(+)アイコンをクリックします。

すでに追加してあるアクティビティを編集するには右上のペンアイコンをクリックします。

アクティビティ設定ポップアップが表示され、

  • 一般設定で以下の設定が可能です。
    • アクティビティID - ユニークなアクティビティIDを設定します。これは必須項目で、スペースや特殊文字の使用はできません。
    • アクティビティ名 - 任意でアクティビティ名を記入します。
    • アクティビティ説明 - アクティビティについての説明を任意で記入できます。
    • 表示条件 - 条件が真の場合にのみアクティビティが表示されるように設定します。 条件はJavaScript式として記述されます。 フィールドが空白の場合、アクティビティは常にViedoc Clinicで表示されます。
  • タイミング 予定外イベントでのみ設定 Viedoc Meイベントを予定する
  • Viedoc Meリマインダー 予定外イベントでのみ設定 Viedoc Meリマインダーを設定する

予定外イベントのアクティビティ設定

予定外イベント(Viedoc Me)のスケジュール設定

規定イベントで、予定外イベント(Viedoc Me 患者日誌を参照)として設定されたアクティビティのスケジュール設定は以下の通りです。

1

右上にあるペンアイコンをクリックしてアクティビティ設定ポップアップを開きます。

2

タイミングタブで、患者日誌での時刻指定を有効にするチェックボックスを選択します。 時計のアイコンをクリックし、患者がViedoc Meアンケートの回答をできる時間を入力します。

デフォルトの時間は00:00です。 やり直したい場合はドロップダウンリストをクリックし、リセットを選択してデフォルトの時間に戻すことができます。

3

設定された時刻前後の許容範囲は、上記で設定された時刻前後の時間数を入力します。 デフォルトは、設定された時刻の1時間前と1時間後です。

注意! 許容時間範囲を+/- 0時間に設定すると、患者はより正確な時間に(分刻みで)Viedoc Meアンケートに回答する必要があります。

患者日誌での時刻指定を有効にするが選択されると、設定された許容時間範囲が試験ワークフローのアクティビティヘッダーに表示されます。

Viedoc Meリマインダー設定

規定イベントで患者日誌が設定されている場合(Viedoc Me 患者日誌を参照)、Viedoc Meリマインダーを次のように設定できます。

1

ペンアイコンをクリックしてアクティビティ設定ポップアップを開きます。

2

Viedoc Meリマインダー タブ、リマインダーを追加をクリックします。

3

以下の順で設定します。

  1. リマインダーメッセージ欄にメッセージ文を記入します。
  2. 患者へのメール/テキストメッセージ送信予定日を設定します。
    • 対象日
    • 又は対象日のn日間前後
  3. 時計のアイコンをクリックしてリマインダー送信の時刻を設定します。サイトの現在の時刻(タイムゾーン)が使用されます。
4

同じアクティビティにリマインダーをさらに追加する場合は、リマインダーを追加をクリックし、リマインダーメッセージ、日付と時刻を設定します。

5 閉じるをクリックして設定を終了します。

リマインダーを消去するにはリマインダーを削除をクリックしてください。

重要! 患者にリマインダー送信するには以下の設定が完了してなければなりません。

  1. Viedoc Adminの試験設定でViedoc Meのリマインダーを有効化するのうち最低でもひとつのチェックボックス(メールと/またはテキストメッセージ)をオンにしてください。詳しくは一般的な試験設定を参照ください。
  2. Viedoc Clinicでは, 患者のメールアドレスまたは電話番号、あるいはその両方をViedoc Meアカウントに入力する必要があり、このメールアドレス/電話番号にリマインダーを送信するオプションを有効にする必要があります。 Viedoc Adminの設定が有効化されると、Viedoc Meのリマインダーで送信されます。これらのフィールドはViedoc Meのリマインダーの送信を許可が有効化されている場合のみ表示されます。

注意!

  • Viedoc Meリマインダーは、アクティビティが完了していない場合、つまり、アクティビティ内に未完了のフォームが少なくとも1つある場合に、患者に送信されます。
  • Viedoc Meリマインダーは、現在の試験デザインに従って送信されます。 つまり、古いデザインバージョンで追加された患者に対しても、現在の試験デザインバージョンでの設定に従ってViedoc Meリマインダーが送信されます。
  • Viedoc Meリマインダーはサイトのあるタイムゾーンに従って送信されます。
  • Viedoc Meリマインダーは遡及的に送信されません。 リマインダーが送信後に患者が追加された場合、リマインダーはその患者には送信されません

リマインダーメッセージのテキストは翻訳できます。 これは、Viedoc Meイベント内のフォームの翻訳と同じ方法で行われます。 詳細については、Viedoc Meイベントの翻訳管理を参照してください。


フォーム

フォームの設定

フォームフォームの右上隅にあるペンアイコンをクリックして、フォームの設定を編集できます。 フォーム設定のポップアップが開き、次の設定を実行できます。

1. 項目の表示制御をカスタマイズ -このオプションを有効にすると、Viedoc Clinicのフォームに表示する項目を選択できます。 チェックされていない項目はViedoc Clinicで表示されません。 デフォルトでは、項目の表示制御をカスタマイズチェックボックスはオフになっており、すべての項目が含まれています。

2. 繰り返しを有効にする - 以下繰り返しを有効にするを参照ください。

フォームの繰り返し

フォームの繰り返しを有効にするオプションが有効になっている場合、フォームを繰り返し使用できるようになります。 つまり、Viedoc Clinicのアクティビティに同じフォームを追加できます。

フォームを繰り返し設定するには、フォームの繰り返しを有効にするチェックボックスをオンにして、次を選択します。

  • 無制限回数- クリニックユーザーがそのアクティビティでそのフォーム設定を無制限に作成できるようにする。
  • または、任意の回数を入力- 最初のフォーム設定を含めてn回、クリニックユーザーがそのアクティビティでそのフォーム設定を最大n回作成(最初のフォーム設定を含んでカウントされる)できるようにします。 入力できる最大数は99です。

注意! 項目の表示と繰り返しフォームの設定は、それらが設定されている特定のフォーム設定、つまりその特定のアクティビティにのみ適用できます。 これらの設定は、他のアクティビティの別設定された同じフォームには影響しません。

保存とプレビューをクリックして、変更を保存し、フォームをプレビューします。

クリニックユーザーがViedoc Clinicで繰り返しフォームを操作する方法については、Viedoc Clinicユーザーガイドのレッスンデータの入力/編集のセクション「繰り返しフォーム」を参照してください。

注意!

  • 割付フォーム、自動更新機能が有効になっているフォーム、および非表示のフォームは繰り返し設定ができません。
  • 繰り返し設定が可能なのは、規定イベントと予定外イベント内のフォームのみです。 試験開始イベントまたは随時観察イベント内でフォームを繰り返し設定することはできません。 Viedoc Meでのフォームを繰り返し設定することもできません。
  • 繰り返しフォーム内の項目のアラートトラッカーは、フォーム設定が変更されると直ちにトリガーされます。

繰り返しフォームの詳細については、繰り返しフォームの使用例を参照してください。


PDFに試験ワークフローを印刷する

試験ワークフローページ右上にあるプリントアイコンをクリックして試験ワークフローをPDFに印刷することができます。

PDFには、最初のページの試験概要と、試験ワークフローに設定されたすべてのアクティビティとフォームを含むすべてのイベントリストが含まれています。 これは、フォームが試験ワークフローで数回使用されている場合、フォームがPDFに数回表示される可能性があることを意味します。

PDFは次のように作成されます。

  1. 試験概要には以下が含まれます。
    • 試験イメージと試験名-Viedoc Adminで設定(Viedoc Admin一般的な試験設定を参照)
    • デザインの説明
    • デザインバージョンと改訂
    • ユニークなフォーム数。 特定のフォームがさまざまなアクティビティで複数回使用されている場合、ここでは1回だけカウントされます。
    • フォームの総数。 特定のフォームがさまざまなアクティビティで複数回使用されている場合、出現回数の合計がここにカウントされます。
    • 4種類のイベント内のフォームの総数
      • 試験開始イベント
      • 規定イベント
      • 予定外イベント
      • 随時観察イベント
  2. 試験ワークフローで設定された順序での各イベントの概要
    • イベント説明
    • イベント日
    • イベントの許容範囲 (有効になっている場合)
    • アクティビティとフォームのリスト- Viedoc Me用フォームか、または特定のロールに対してフォームが非表示になっているかどうかに関する情報
    • 試験ワークフローのフォームプレビューに表示されるフォーム形式と同じフォーム

PDFには、ドキュメントの最初のページ(試験概要)のブックマーク、および試験ワークフローの各イベント、アクティビティ、フォームのブックマークが含まれています。 各ページには、それぞれのフォームが属するイベントとアクティビティに関する情報がページヘッダーに含まれています。

注意! ワークフローで非表示に設定されている項目(フォームの設定を参照)は、PDFに表示されません。 非表示に設定された結果として空になる項目グループもPDFに表示されません。

ワークフローを初めて印刷するときに、PDFファイルが生成されサーバーに保存されます。 初回以降に印刷をクリックしたときに、デザインに変更が加えられていない場合は、PDFファイルはサーバーから取得され、再生成されません。 試験デザインに変更が加えられた場合にのみ新しいファイルが生成されます。ファイルには試験イメージと試験名の変更は Viedoc Adminで設定されているため含まれていない場合があります。

試験ワークフローの印刷中に試験デザインが編集されると、印刷はキャンセルされます。