データを入力・編集する

  • Published by Viedoc System 2024-12-06
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概要

患者詳細画面

患者選択画面で患者カードを選択、または患者を新規で登録すると患者詳細画面が開きます。

詳細画面では以下の情報が表示されます:

1. 患者詳細 - 患者ID、施設名、ステータスの概要

注意!患者詳細画面では、ロールに定められた閲覧権限を考慮した患者ステータスとレビューフラグを表示しますが、選択画面ではロールの閲覧権限が考慮されないため、作業をするユーザーに関わらず、選択画面の患者ステータスには試験内の患者の一般なステータスが表示されます。例えば、詳細画面では患者に緑色のチェックマークが付いている、またはロックされている可能性がありますが、選択画面での表示は違っているという場合があります(他のユーザーロールがその患者に対する未完成の作業/フォームを持っている為)。

以下のフラグは各フォームのステータスを示します。

フラグ 内容
DM データマネージャー Data Manager (DM) によってデータがレビューされたかどうかを示します。実行済みであれば緑のチェックマークがつき、レビュー待ちであればグレイになります。
CRA Clinical Research Associate (CRA) によるクリニカルレビューのインジケーター。 実行済みであれば緑のチェックマークがつき、レビュー待ちであればグレイになります。
SDV Source Data Verification (SDV) のインジケーター。実行済みであれば緑のチェックマークがつき、レビュー待ちであればグレイになります。
ロック ロックされている場合は黒、ロックされていない場合はグレイになります。
ステータス 入力データのステータスを示します。
  • フォームが完了していたら緑
  • フォームに何かしらの問題がある場合、赤字で 「i」マーク

注意! 空のフォームにはフラグが表示されません。

2. ツールバーには以下の機能があります。

a. 患者選択画面に戻る
b. ViedocMeの設定
c. Viedoc Connectを開始
d. 新規患者追加
e. 患者間を移動するためのトグル

ご自身が割り当てられているロールや権限によっては次も利用できます。

ビデオチュートリアルデータ入力もご参考ください。(ビデオは英語となります。)

3. イベントスライダー・患者の規定イベントと、規定外のイベント全てのリスト。

画面左上からイベントの検索が可能です。検索文字列の文字が含まれる全てのイベントがフィルタリングされ、スライダーに表示されます。

画面右上では、表示を切り替えたり、イベントの表示方法(名前のみ又は詳細カード表示)を変更したりすることができます。
ヒント! 検索結果に一致するイベントが複数ある場合、「名前のみ」表示に切り替えるとすべてのイベントが表示されます。

右にあるドロップダウンリストから以下を選択できます。

  • 全てのイベントを表示
  • 実施されたすべてのイベントを表示
  • 予定されていないのイベントを表示
  • 患者日誌のイベントを表示・非表示
  • 削除されたイベントを表示・非表示

4. 随時観察イベント- ここでは、それぞれのイベント名をクリックすることで有害事象などの予定されていないイベントを追加することができます。
また、イベントを追加をクリックすることで、予定外のイベントを追加することも可能です。 随時観察イベントは、イベント日に基づいて既存のイベントの中に追加され、イベントスライダー上で表示されるようになります。

5. イベントスライダーで選択したイベントに入力するフォームのリスト (2)。
フォームバーをクリックして開き、データを入力します。試験の設定上、データの入力を可能にするためにはイベントフォームを通して開始する必要がある場合もあります。詳細は
イベントを実施するをご参照ください。

6. 規定日、予定日(設定されている場合)、イベント日(設定されている場合)

7. プライベートノート。詳細は後述のプライベートノートセクションをご参照ください。

フォームの一例

患者詳細ページでフォームをクリックすると、そのフォームが開きます。以下はフォーム一例のイメージです。

1. 患者ID : このドロップダウンでは他の患者の同フォームに移動することができます。詳しくは以下、他の患者・他イベント上の同フォームに移動するをご覧ください。
2. イベント名 : このドロップダウンから他のイベントの同フォームに移動することができます。詳しくは以下、他の患者・他イベント上の同フォームに移動するをご覧ください。
3. 閉じる : 閉じるボタンをクリックしてフォームを閉じ、患者詳細画面に戻ります。
4. フォームのステータスが表示されます。前述のステータスをご覧ください。
5. 履歴を表示 : スイッチをオンにすると、各フォーム項目の履歴が表示されます。
6. アクションボタン : 選択したいフィールド(項目)のアクションボタンをクリックし、実行したいアクションの種類を選択します。(例:データがないことを確認する、プライベートノートを追加する)詳細は、欠損データであることを確認する、およびプライベートノートを参照してください。
7. フォームの履歴 : フォームの履歴をご覧ください。
8. プライベートノートを追加 : プライベートノートを追加したい場合はこちらをクリックします。プライベートノートをご覧ください。
9. フォームのフッター : フォームウィンドウのフッターには以下の情報が表示されます。

a. ユーザーネーム
b. Viedocバージョンナンバー
c. 最後にフォームが編集された日時
d. プロトコルバージョン
e. イベントが開始された時点で有効な試験デザインのバージョンナンバー
f. 試験名
g. 施設名


イベントを実施する

以下の通り、患者に対して2種類のイベントを追加することができます。

  • 規定イベント - 事前に予定されているイベントで、Viedoc Clinicで実施するイベント、または患者日誌のイベントになります。患者日誌のイベントの場合はViedocMeを経由して、患者によってのみ実施することができます。入力したデータは後にViedoc Clinicで閲覧可能になります。
  • 随時観察イベント(随時観察イベント) - 事前に計画できないイベント

イベントに関するデータを入力するには、まずイベントを実施する必要があります。ただし、イベントに入力されたデータに基づいてイベント日が自動的に判別されるように、試験デザインで設定されている場合は例外となります。

注意! イベント日が自動的に設定される場合、試験デザインの設定に従って、以下のいずれかがイベント日フォームに適用されます。

  • イベント日フォームは閲覧可能だが、オプションが試験で有効の場合は編集が可能。イベント日フォームに対してクエリを発行することはできる。
  • イベント日フォームは閲覧できない。つまり、患者詳細画面、レビューコンソール、署名コンソール、問題リストでイベント日フォームが表示されず、イベント日に対してクエリを発行できない状態。イベント日フォームはメトリクスにも含まれないが、データ出力には利用できる。

規定イベント

予定されているイベントを実施するには、以下のステップに従ってください。

1

以下のいずれかの方法を使って、イベント日フォームを開きます。

a - イベント名の右横にあるイベントを入力をクリックします。
b - フォーム上のイベント日をクリックします。
c - 右側のペインにある予定日をクリックします。
d - 右側のペインにあるイベント日をクリックします。

2

イベント実施日を入力をクリックして、日付を選びます。

注意!既に予定されているイベントについては、規定日も表示されます。規定日以外のイベント日を入力した場合、警告メッセージが表示されます。

3 保存をクリックします。
イベント日のダイアログが閉じられ、イベントが実施されます。イベントステータスは実施中に切り替わります。

随時観察イベント

手入力でイベントを追加して、実施するには、以下のステップに従ってください。

1

患者詳細画面で、左側のペインのイベントを追加をクリックします。


















イベントを追加のダイアログが開きます。

2 ドロップダウンリストからイベント名を選択します。選択できるイベント名は、試験デザイナーによって設定されます。
3 イベント実施日を入力をクリックし、日付を選択します。
4 イベントを追加をクリックします。
イベント日のダイアログが閉じられ、イベントが追加ならびに実施されます。未定のイベントがイベントスライダーに表示され、イベント日に基づいて、既存イベントの間に挿入されます。イベントステータスが実施中に切り替わります。

データを入力する

複数のブラウザタブで作業する

重要!データを入力する際に複数のブラウザタブで作業を行うと、データの衝突やその他の深刻な問題を引き起こす可能性があります。そのため、データを入力または編集する際には、1つのブラウザタブのみで作業を行うことが重要です。

フォームにデータを入力する

イベントの日付が自動または手動で設定されると、フォームへの入力を開始することができます。

1 フォームにデータを入力する。

2 項目を入力します。ほとんどの項目は入力方法が直感的に分かるものになっています。 変更を保存をクリックしてセーブします。

イベントに対して全てのフォームが入力されると、イベントが完了したと見なされ、イベントスライダーのイベントタブに緑のチェックマークが表示されます。以下では項目の入力方法を解説します。

日付

日付の入力方法は2つあります。

  • 日付欄の左側にあるドロップダウンメニューをクリックし、以下のオプションから選択します。
    • イベント日 今日 (現在の時刻)
    • 昨日
    • 年月日のみ入力
    • 年月のみ入力
    • 年のみ入力
  • カレンダーのアイコンをクリックし、デイトピッカーを使って日付を選択します。
    • 月ヘッダーをクリックして、12か月を表示します 
    • 年ヘッダーをクリックして、複数の年を表示します
    • 年、月、日を選択します 

ヒント! 月/年ヘッダーをクリックしてその年のすべての月を表示し、次のクリックで年の範囲を表示できます。

時刻

時刻の入力方法は2つあります。

  • 日付欄の左側にあるドロップダウンメニューをクリックし、現在の時刻を選択します。
  • 時刻欄の右側にある時計のアイコンをクリックし、タイムピッカーを開きます。矢印をクリックして、時間と分を選択します (5分間隔)、または時間と分の欄をダブルクリックして、直接時刻を入力します。

範囲

値の範囲を定義するには、比較演算子の記号を選択してから、数値を入力します。

  • “-“ – 範囲内 
  • “<” – より小さい
  • “≤” – 以下
  • “>” – より大きい
  • “≥” – 以上
  • “=” – 等しい

ファイルアップロード

ファイルをアップロードするには:

1.アップロードボックスの右側にある矢印をクリックします。または、サムネイルがある場合、サムネイルをクリックします。

2.アップロードするファイルを参照して、開くをクリックします。

アップロード中:

  • プログレスバーにアップロードステータスが表示されます。
  • プログレスバーの右側にある X ボタンをクリックして、ファイルのアップロードを中止できます。
  • フォームの編集を続行できます。
  • アップロードが完了するまでフォームを閉じることはできません。

3.アップロードされたファイルは、変更を保存をクリックしてそれぞれのフォームに保存されます。

ファイル名またはサムネイル(サムネイルがある場合)をクリックすることで、既存のファイルをダウンロードすることができます。ViedocMeから送信されたドローイングパッドを使った描画ファイルは、ダウンロード可能なファイルとして表示されます。

ファイル名の右側にあるごみ箱アイコンをクリックすることで、アップロードしたファイルを削除することができます。

注意!

  • jpeg、gifまたはpngファイルがアップロードされた場合、ファイルのアップロードアイコンにその画像のサムネイルが表示されます。その他の形式のファイルがアップロードされた場合、アイコンにはファイルの拡張子のみが表示されます。
  • アップロードできるファイルの容量は最大2GBです。
  • パスワードで保護されているzipファイルのアップロードはサポートされていません。
  • セキュリティ上の理由から、実行ファイルのアップロードはできません。このレッスンの最後にあるファイル形式のブラックリストに、サポートされていないファイル形式が全て記載されています。

フォーム間のリンク

フォームの編集時に、フォームリンクアイテムを使用して、異なるフォームをリンクさせることができます。これは、例えば、ある被験者がいつ、どのような理由で薬を服用したかをすばやく確認するために役立ちます。

注意! フォームリンクアイテムにアクセスするには、クリニックユーザーは、リンク先として設定されたフォームタイプ(例:病歴、有害事象、前治療薬/併用薬フォーム)へのアクセス権を持っている必要があります。Viedoc MeとViedoc PMSではフォームリンクアイテムはご利用になれません。

フォームは、指定されたフォームタイプの複数のインスタンスとリンクすることができます。例えば、前治療薬/併用薬フォームの編集中に、入力済みの複数の病歴イベントにリンクさせることができます。

フォーム間をリンクするには以下の手順になります。

1

患者カードを開きます。以下のカードには、規定イベントの下に2つの病歴フォームが表示されます。

2

この例では、前治療薬/併用薬フォームを既存の病歴フォームインスタンスにリンクさせ、病歴イベントに対して被験者が服用したことのある薬を入力することにします。

3

前治療薬/併用薬フォームを病歴フォームインスタンスにリンクさせるには以下のようになります。

前治療薬/併用薬フォームの右側にある新規追加をクリックします。

4

前治療薬/併用薬フォームにある病歴をクリックし、同じタイプの既存のフォームインスタンスが全て表示されます。利用可能なリンクアイテムはドロップダウンリストに表示されます。

1. Drug/medication/therapy の名称を入力します。

2. 該当する病歴を選択します。

3. 保存ボタンをクリックすると、前治療薬/併用薬フォームが病歴フォームインスタンスにリンクされます。

注意!

  • リンクアイテムフォームは、各イベントの中で、イベント日付に従って日付の古いものから順に(デザイン上の順序を反映したアクティビティの順番)表示されます。
  • フォームリンクアイテムのフォーマットで日付項目が使用される場合、その日付はユーザーのシステム言語で保存されます。次のユーザーがフォームを編集すると、編集するユーザーの言語設定に合わせて、日付項目の言語が自動的に更新されます。
5

保存後、任意のリンクアイテムをクリックすると、そのフォームが表示されるようになります。下の例では、「有害事象」フォームを表示しています。フォームを閉じると、元のフォーム(この例では、前治療薬/併用薬フォーム)に戻ります。

注意! フォームリンクアイテムフィールドで検索することもできます。これは、例えば有害事象が多数ある場合に、特定のフォームインスタンスを検索するのに便利です。

リンク先フォームの更新

リンク先のフォームをリセット、削除、データ変更などで更新した場合、次のようになります。

  • リンクされたフォームインスタンスを含むフォームにはイシューフラグ(赤色の[ i ]アイコン)が表示されます。
  • リンクアイテムを含むフォームの上部にエラーメッセージが表示されます。

リンク先フォームが更新されたリンク元フォーム

患者選択画面で「問題」ビューを選択すると、フォームリンク切れとラベル表示がされているので、リンク先が更新されたリンク元のフォームを簡単に識別できます。

患者選択画面の「イベント」ビューでは、イシューフラグ(赤色の[ i ]アイコン)でマークされているので患者の識別が簡単にできます。案件は簡単に識別でき、課題フラグ(赤色の [ i ] アイコン)でマークされています。赤色の[ i ]イシューフラグアイコンをクリックすることで患者カードを表示することが出来ます。

患者カードでは、赤色の[ i ]イシューフラグアイコンが表示されているのが見られます。

リンク元のフォームを更新する

1

赤色の[ i ]イシューフラグアイコンをクリックして問題を開きます。(この例では随時観察イベント下にあります。)

2

この例では、前治療薬/併用薬フォームにある赤色の[ i ]イシューフラグアイコンをクリックすると、イシューのあるフォームが開かれます。

3

変更ボタンをクリックします。

4

リンク先のアイテムが更新されると、監査証跡が表示されます。


他の患者・他イベント上の同じフォームに移動する

フォームを開くと異なる患者やイベント(フォームがその他の実施中のイベントにも含まれている場合)をナビゲートできるようになります。以下の通り、この機能はフォームヘッダーのドロップダウンリストから利用できます。

  • 患者間の移動:
  • イベント間の移動:

データを編集する

既に保存したデータを変更するには、以下のステップに従ってください。

1 変更したいデータを含むフォームを開きます。
2 フォームの右上にある、変更をクリックします。
3 データを変更し、変更理由を記入をクリックします。
ダイアログが開きます。
4 事前に定義されている変更理由を選ぶか、その他(下記に記入)をクリックして、その他の理由を入力します。
完了をクリックして、次に変更内容を保存をクリックします。

注意!

  • モニターまたはデータマネージャーによってロックされているフォームは編集することができません。ロックされているフォームを編集したい場合は、モニターにお問い合わせください。
  • 患者が提出した (ViedocMe) フォームはデフォルトでロックされます。患者と一緒に、患者が提出したフォームの回答を変更したい場合はモニターにお問い合わせください。試験の設定によっては、モニターが患者提出フォームのロックを解除できる場合があります。

繰り返しフォーム

1つのアクティビティに対する同じフォームで、複数のインスタンスを作成することができます。これは、試験デザインでフォームが繰り返しと設定されている場合にのみ可能です。

注意!繰り返しフォームのゴーストフォームはメインフォームのに表示され、+アイコンがついています。メインフォームのにゴーストフォームが表示された場合、それはコピー可能なフォームです。以下の画像をご確認の上、コピー可能なフォームをご参照ください。

1. 繰り返しフォームのメインのフォームインスタンス
2. 繰り返しフォームのゴーストフォーム。メインのフォームインスタンスのに表示され、+アイコンがついています
3. コピー可能なフォームのメインのフォームインスタンス
4. コピー可能なフォームのゴーストフォーム。メインのフォームインスタンスのに表示され、コピーマークがついています。

繰り返しフォームのインスタンスに入力するには、以下のステップに従ってください。

1 ゴーストフォームをクリックすると、フォームの新しいインスタンスが開きます。
2 フォームのインスタンスに入力し、保存をクリックします。
繰り返しフォームのインスタンスの最大数を超えていない場合、フォームの新しいインスタンスを保存する度にゴーストフォームが表示されます。

繰り返しフォームのインスタンスを削除するには、以下のステップに従ってください。

1 対象のフォームを開き、変更をクリックします。
2 フォームを削除をクリックします。
3 フォーム削除の理由を選択、または入力して、削除をクリックします。フォームのインスタンスが削除されます。

注意!

  • 繰り返しフォームはリセットすることができません。データを消去したい場合は、繰り返しフォームの、消去する対象のインスタンスを完全に削除して、新規で作成するのが唯一の手段となります。
  • イベントを完了とするには、繰り返しフォームの少なくとも1つのインスタンスが入力されている必要があります。

コピー可能なフォーム

試験デザインでフォームがコピー可能に設定されている場合にのみ、過去のイベントからコピーしたデータを基にフォームを開始することが可能です。

フォームがコピー可能に設定されている場合、メインフォームの上にゴーストフォームが表示されます。1. メインフォーム - メインフォームをクリックして、データを直接入力します。過去のイベントにおける同じフォームのデータは、現在のイベントのこのフォームにはコピーされません。
2. ゴーストフォーム - ゴーストフォームをクリックして、過去のイベントからデータをコピーすることでフォームを開始します。以下の解説をご参照ください。

注意!コピー可能なフォームのゴーストフォームはメインフォームのに表示され、コピーアイコンがついています。メインフォームのにゴーストフォームがある場合は繰り返しフォームです。以下の画像をご確認の上、繰り返しフォームをご参照ください。

1. 繰り返しフォームのメインフォームのインスタンス
2. 繰り返しフォームのゴーストフォーム。メインフォームのインスタンスの下に表示され、+マークがついています。
3. コピー可能なフォームのメインフォームのインスタンス
4. コピー可能なフォームのゴーストフォーム。 メインフォームのインスタンスの上に表示され、コピーマークがついています。

コピー可能なフォームも繰り返しと設定されている (前述の繰り返しフォームをご参照ください)、かつ前回のイベントでそのフォームの3つのインスタンスが作成されている場合、現在のイベントでは、3つのインスタンス全てがゴーストフォームとして表示されます。これらの3つのゴーストフォームのうちの一つをクリックすることで、データのコピー元になるインスタンスを選択することができます。

前回のイベントからコピーしたデータを基にフォームを開始するには、以下のステップに従ってください。

1

ゴーストフォームをクリックします。


前回のイベントからコピーしたデータを基にフォームのインスタンスを作成したいかどうかを確認するダイアログが表示されます。

2

確認をクリックして、続けます。
前回のイベントデータが入力済みのフォームのインスタンスが開きます。

3
  • フォームをそのまま保存する場合は、閉じるをクリックします。コピーされたデータを含めたまま、フォームが保存されます。
  • 何かを変更する場合は、変更をクリックします。変更したい項目を編集します。変更理由を記入をクリックして、変更する理由を選択または入力します。完了、次に保存をクリックして、データの変更を保存します。

ゴーストフォームが消え、フォームが継続中として表示されます。

コピーされたフォームを削除するには、以下のステップに従ってください。

1 フォームを開き、変更をクリックします。
2 フォームを削除するをクリックします。
3 フォームを削除する理由を選択または入力し、削除をクリックします。 コピーされたフォームが削除され、再度ゴーストフォームが表示されます。

注意!

  • コピーされたデータに基づくフォームインスタンスには、そのイベントの間にデータが変更されていても、常に前回のイベントのデータが保持されます。イベント1、2、3にコピー可能なフォームが含まれており、データがイベント1からイベント2にコピーされ、イベント2の間に編集されてから、イベント3にコピーされた場合、イベント2の間に行われた変更はイベント3にコピーされたデータに含まれます。
  • コピーしたデータに基づくフォームインスタンスでは、コピーした時点での、前回のイベントの最新の保存データを常に含みます。コピーを実行した後にデータのコピー元のフォームインスタンス(ソース)に対して行われた変更は、コピーされたデータを含むフォームインスタンス(コピー先)には反映されません。

欠損データであることを確認する

項目に対して情報を提供できない場合、以下のステップに従って、欠損データとして記録することができます。

1

各項目グループの右上のアクションアイコンをクリックします。

ダイアログ画面が開きます。

2 ドロップダウンメニューから、データが欠損している項目を選択します。
3 欠損項目であることを確認を選択し、理由を選択または入力します。
4 完了をクリックします。 上記の理由と共に、項目の下に欠損項目であることを確認と表示されます。

プライベートノート

以下の項目にプライベートノートを追加することができます。

注意!ご自身のロールに対して、プライベートノートの追加機能が有効になっている場合にのみ利用可能です。

イベントのプライベートノート 

各イベントに対してプライベートノートを追加することができます。

プライベートノートは、そのノートを作成したユーザーにのみ表示され、そのユーザーによってのみ変更することが可能です。プライベートノートの追加や変更によって、署名が損なわれることはありません。

ノートは必要なだけ追加することができます。ノートは日付順に降順で並び替えられます。

イベントにプライベートノートを追加するには、以下のステップに従ってください。

1 患者詳細画面の右側のペインにあるノート追加をクリックします。
2 テキストを入力し、完了をクリックします。
3 保存をクリックします。
ノートのダイアログが閉じます。

新しいノートを追加するには、以下のステップに従ってください。

1 メモを開くをクリックします。
2 新しいノートを追加をクリックします。
3 テキストを入力し、完了をクリックします。
4 保存をクリックします。
ノートのダイアログが閉じ、患者詳細画面の右側のペインに新しいノートが表示されます。

既存のノートを編集するには:

1 メモを開くをクリックします。
2 編集したいノートの後にあるペンアイコンをクリックします。
3 テキストを編集し、完了をクリックします。
4 閉じるをクリックします。ノートのダイアログが閉じます。

プライベートノートを削除するには:

1 メモを開くをクリックします。
2 削除したいノートの後にあるごみ箱アイコンをクリックします。
3 保存をクリックします。 ノートのダイアログが閉じます。

プライベートノートの変更履歴を確認するには、履歴を表示スイッチを有効にします。

プライベートノートは監査証跡には記録されず、データ出力にも含まれません。

フォームのプライベートノート

各フォームに対してプライベートノートを追加することができます。

プライベートノートは、そのノートを作成したユーザーにのみ表示され、そのユーザーによってのみ変更することが可能です。プライベートノートの追加や変更によって、署名が損なわれることはありません。

フォームにプライベートノートを追加するには:

1 フォーム下部にあるメモ追加をクリックします。
2 テキストを入力し保存をクリックします。ダイアログが閉じフォーム上にノートが表示されます。

フィールドのプライベートノート

フォーム内の単一のフィールドにプライベートノートを追加することができます。

プライベートノートは、そのノートを作成したユーザーにのみ表示され、そのユーザーによってのみ変更することが可能です。プライベートノートの追加や変更によって、署名が損なわれることはありません。

イベントにプライベートメモを追加するには:

1 フィールドグループの右上部にあるアイコンをクリックするとダイアログが表示され、どのフィールドにプライベートノートを追加するかを選択します。
2

テキストを入力し、完了をクリックします。

3

保存をクリックします。ダイアログが閉じられフィールドグループの下部に保存されます。

クエリを解決する

詳細なクエリの解決の手順については、クエリを解決するをご参照ください。

以下もあわせてご参照ください:


監査証跡とフォーム履歴

初回にデータを入力したユーザー、変更したユーザーの名前を含め、フォームの履歴を閲覧することができます。履歴を確認するには、フォーム右上の履歴を表示スイッチを有効にします。

監査証跡レコード数の制限

フォーム履歴およびフォーム履歴PDFのサイズの関係上、より管理がしやすいように表示される監査証跡のレコード数に制限があります。履歴には、最初に入力したデータと最新の25件の監査証跡のみが表示されます。それ以上のレコードがある場合は、メッセージが表示されます。

フォームの全履歴を確認するには、CSVまたはExcelで出力してください。監査証跡のダウンロードとエクスポートの詳細については、こちらのページを参照ください。
.

注意! 施設スタッフが1つの項目に対して25回以上の編集を行うことは多くはないかもしれません。しかし、JavaScriptの関数を使用する場合はその可能性があります。

フォーム履歴のPDF

フォーム右下にあるフォームの履歴をクリックすると保存された全てのバージョンのPDFをダウンロードできます。

フォーム内にあるフィールドのいずれかが、ご自身のユーザーロールに対して非表示となっている場合はPDFを閲覧することができません。

フォームの履歴をクリックすることで、フォームの全てのバージョンを含むリストが表示され、ダウンロードしたいバージョンを選択することができます。eCRFで実行された各変更点に対して、フォームのバージョンが1つ存在します。

1. 編集したフォームを保存したユーザーのユーザー名。

2. 「改訂版が適用されました 」は、ユーザーが新しいデザイン改訂に従ってフォームを更新したときに表示されます。これは、次の2つの方法のいずれかで行うことができます。

  • 特定のフォームを手動で編集
  • 適用が保留されているすべてのフォームを手動で一括更新

3. 「改訂版が適用されました X.Y <スタディマネージャーユーザーネーム> <日時>」は、システムが新しいデザイン改訂に従ってフォームを自動的に更新した場合に表示されます。これは、リビジョンの更新がデータの整合性に影響を与えない場合に発生します。

PDFには変更履歴を含む、フォームのスクリーンショットが表示されます。

上の画像の通り、ヘッダーとフッターに以下の情報が記載されます。

1. 患者ID

2. フォーム名

3. イベント情報 (試験デザインで設定した形式で)

4. 施設名

5. 試験名

6. ユーザーネーム - 最後にフォームを編集したユーザー

7. バージョン番号- eCRFのバージョン

8. Viedocのバージョン

9. フォームが最後に編集された日時

10. PDFファイルの全ページ数に対するページ番号

機密データを匿名化(マスキング)する

機密データがフォームに入力されている場合、そのようなデータを匿名化して、フォーム履歴に表示されないようにすることが可能です。(特定権限を持つロールは除く) 機密データは、被験者の名前や性別に関する情報などが含まれる個人情報です。

フォーム履歴に機密データを匿名化するには、ロール設定で、データを匿名化する権限を持っている必要があります。ロールの権限はViedoc Designerで設定されます。

機密データがフォームに入力されている場合、まずデータを機密でないものに編集する必要があります。データを編集するを参照してください。その後、フォームの履歴にレコードが作成されます。

テキストを匿名化する

フォーム履歴の機密を匿名化するには以下の手順になります。

  1. フォームの右上にある履歴を表示をクリックすると、フォームの履歴が表示されます。
  2. 左端の赤い矢印アイコンをクリックすると変更された値のダイアログが開きます。

  3. 患者のデータを匿名化するをクリックします。
  4. ダイアログに表示されたデータを匿名化するを選択し、続けるをクリックします。

  5. パスワードを記入して確認をクリックします。
  6. データが匿名化されていることを示すダイアログが表示されます。完了をクリックします。

    注意! すべての匿名化アクションはログに記録されるので、いつ、誰によって行われたかを確認することができます。



    注意!データが匿名化されると、確認PDFが作成されます。この確認PDFには、何がいつ、誰によって匿名化されたかについての情報が含まれています。PDFをダウンロードするには、ダイアログのリンクをクリックしてください。このPDFは、他の試験関連文書と一緒にアーカイブすることをお勧めします。
  7. フォーム履歴には、機密データの代わりにアスタリスクが表示されるようになりました。



    注意! 匿名化されたデータはエクスポート時にもマスキングされます。

注意! リンクされたフォームのデータの匿名化は、フォームのリンクアイテムには影響しないので、これらは個別に匿名化する必要があります。

ファイル名を匿名化する

フォーム履歴のファイル名を匿名化するには以下の手順になります。

  1. フォームの右上にある履歴を表示をクリックすると、フォームの履歴が表示されます。
  2. 左端の赤い矢印アイコンをクリックすると変更された値のダイアログが開きます。

  3. 患者のデータを匿名化するをクリックします。
  4. ダイアログに表示されたファイル名を匿名化するを選択し、続けるをクリックします。

  5. パスワードを記入して確認をクリックします。
  6. データが匿名化されていることを示すダイアログが表示されます。完了をクリックします。


    注意!ファイル名が匿名化されると、確認PDFが作成されます。この確認PDFには、何がいつ、誰によって匿名化されたかについての情報が含まれています。PDFをダウンロードするには、ダイアログのリンクをクリックしてください。このPDFは、他の試験関連文書と一緒にアーカイブすることをお勧めします。
  7. フォーム履歴には匿名化されたファイル名が表示されなくなりました。

ファイルの内容を匿名化する

  1. フォームの右上にある履歴を表示をクリックすると、フォームの履歴が表示されます。
  2. 左端の赤い矢印アイコンをクリックすると変更された値のダイアログが開きます。

  3. 患者のデータを匿名化するをクリックします。
  4. ダイアログに表示されたファイルの内容を匿名化するを選択し、続けるをクリックします。

  5. パスワードを入力して確認をクリックします。
  6. データが匿名化されていることを示すダイアログが表示されます。完了をクリックします。



    注意!ファイルの内容が匿名化されると、確認PDFが作成されます。この確認PDFには、何がいつ、誰によって匿名化されたかについての情報が含まれています。PDFをダウンロードするには、ダイアログのリンクをクリックしてください。このPDFは、他の試験関連文書と一緒にアーカイブすることをお勧めします。
  7. フォーム履歴には匿名化されたファイルが表示されなくなりました。

データを匿名化するとどうなるか

データ出力

データ匿名化の前に作成されたデータ出力履歴は、後に匿名化されたデータが含まれるため、ダウンロードできなくなります。

PDF

データが匿名化されている場合はすべてのPDFに反映されます。



匿名化されたデータを含むフォームバージョン、および以前のすべてのフォームバージョンでは、匿名化されたデータが含まれる可能性があるため、すべてのフォームPDFが使用できなくなります。

匿名化されたデータを表示するには

匿名化されたデータを表示する権限を持つロールは、匿名化されたデータをフォーム履歴で閲覧表示できます。 権限はViedoc Designerで設定されます。

匿名化されたデータを表示するには、

  1. フォームの右上にある履歴を表示をクリックすると、フォームの履歴が表示されます。
  2. 左端の赤い矢印アイコンをクリックすると変更された値のダイアログが開きます。


    注意! このダイアログのリンクから確認PDFをダウンロードすることができます。
  3. 匿名化されたデータを表示するをクリックします。
  4. 匿名化されたテキストとファイル名、データは古い値フィールドに表示されます。
    匿名化されたファイルの内容は、無効になっていたダウンロードリンクが有効になります。


    注意! このダイアログから、確認PDFをダウンロードすることができます。PDFには匿名化されたデータが含まれているため、権限のないスタッフには見せないようご注意ください。

ファイル形式のブラックリスト

以下のリストに記載の実行ファイル形式は、横に記載されているOSを使用しているコンピューターであれば、その実行ファイルに含まれているコマンドが実行可能な為、ハイリスクと認識されています。

言い換えると、以下の拡張子を持つファイルはWindows, Mac OS, Linux等の基礎となる部分で実行可能です。

上記の理由から、以下のファイル形式はViedocフォームファイルローダーで許可されていません。

拡張子 形式 OS

ACTION

Automator Action

Mac OS

APK

Application

Android

APP

Executable

Mac OS

BAT

Batch File

Windows

BIN

Binary Executable

Windows, Mac OS, Linux

CMD

Command Script

Windows

COM

Command File

Windows

COMMAND

Terminal Command

Mac OS

CPL

Control Panel Extension

Windows

CSH

C Shell Script

Mac OS, Linux

EXE

Executable

Windows

GADGET

Windows Gadget

Windows

INF1

Setup Information File

Windows

INS

Internet Communication Settings

Windows

INX

InstallShield Compiled Script

Windows

IPA

Application

iOS

ISU

InstallShield Uninstaller Script

Windows

JOB

Windows Task Scheduler Job File

Windows

JSE

JScript Encoded File

Windows

KSH

Unix Korn Shell Script

Linux

LNK

File Shortcut

Windows

MSC

Microsoft Common Console Document

Windows

MSI

Windows Installer Package

Windows

MSP

Windows Installer Patch

Windows

MST

Windows Installer Setup Transform File

Windows

OSX

Executable

Mac OS

OUT

Executable

Linux

PAF

Portable Application Installer File

Windows

PIF

Program Information File

Windows

PRG

Executable

GEM

PS1

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