Viedoc WCF API
はじめに
このドキュメントには、WCFの標準を使用して、開発環境またはその他のシステムをViedocのパブリックWebサービスに接続するための情報が含まれています。
ViedocのパブリックApplication Programming Interface (API)はHTTPサービス上のSOAPであり、以下にて利用可能です。https://VIEDOC_HOST /HelipadService.svc
また、https://[VIEDOC_HOST]/HelipadService.svc?wsdl から、wsdlメタデータファイルをダウンロードすることができます。
EU サーバー
https://v4api.viedoc.net/HelipadService.svc?wsdl
https://v4apitraining.viedoc.net/HelipadService.svc?wsdl
日本サーバー
https://v4apijp.viedoc.net/HelipadService.svc?wsdl
https://v4apitrainingjp.viedoc.net/HelipadService.svc?wsdl
中国サーバー
https://api.viedoc.cn/HelipadService.svc?wsdl
https://apitraining.viedoc.cn/HelipadService.svc?wsdl
USサーバー
https://api.us.viedoc.com/HelipadService.svc?wsdl
https://apitraining.us.viedoc.com/HelipadService.svc?wsdl
その他の接続先のホストについては、Viedoc Technologies までお問い合わせください。
詳しくは Guide to Viedoc server instances を参照ください。
メソッド
トークン
概要
トークンメソッドはクライアントを認証するために使用されます。後続のすべての要求を認証する際の認証トークンを受領するためには、トークンを呼び出す必要があります。
クライアントを認証するには、以下の情報を提供する必要があります。
-
有効なクライアントID、Viedocの特定の試験に紐付いたクライアントID(GUID)。クライアントIDは、デモまたは本番環境の試験のいずれかに紐付いています。
- Viedocのユーザーネームとパスワード。Viedocにデータを送信できるようにするには、ユーザーがViedocのその試験と施設にアクセスすることができ、データ入力を許可するロールが付与されている必要があります。
注意!API管理者のロールに割り当てられている場合のみ、API設定ウィンドウにアクセスして、APIクライアントIDを作成することができます。トークン/GetTokenメソッドが使用されると、保留中になっている、ユーザーへのロールの招待がすべて自動的に承認されます。
クライアントIDを取得する方法についての詳細は、API 設定を参照ください。
C# Syntax
ApiTokenModel tokenModel = Token(ApiAuthenticationModel loginModel);
パラメーター
Token
メソッドには以下のパラメータがあります。
パラメータ |
データ型 |
内容 |
---|---|---|
loginModel |
ApiAuthenticationModel |
一連の認証情報 詳細は3.1 ApiAuthenticationModelを参照してください。 |
戻り値
トークンメソッドでは、以下のプロパティを持つApiTokenModelオブジェクトを返します。
プロパティ | データタイプ | 内容 |
---|---|---|
Token |
string |
後続の要求で認証に使用可能な、新しい認証トークン |
Result |
ApiResultType |
メソッド呼び出しから返される結果の種類とステータスを定義します。詳細については、3.2 ApiResultTypeのセクションを参照してください。 |
ErrorCode |
int |
結果がエラーの場合:エラーの種類を示す整数が入ります。詳細については、4 エラーコードのセクションを参照してください。 |
Errormessage |
string |
結果がエラーの場合:人間が読める形式でのエラーの記述 |
ExpiryDateTime |
DateTime |
トークンの有効期限(日時) |
HTTP呼び出しの例
|
HTTP応答の例
|
GetToken
概要
GetToken
メソッドの説明は、2.1トークンセクションのトークン
方式に関する記述を参照してください。
C# Syntax
ApiTokenModel GetToken(Guid ClientGuid, string UserName, string password,
int timeSpanInSeconds);
パラメータ
GetTokenメソッドには、以下のパラメーターがあります。
パラメータ |
データタイプ |
内容 |
---|---|---|
ClientGuid |
ApiAuthenticationModel |
Viedocの特定の試験に紐付けられたクライアントID。Viedoc Admin |
UserName |
string |
Viedocのログインユーザーネーム。必須。 |
Password |
string |
一致するViedoc ログインパスワード。必須。 |
TimeSpanInSeconds |
int |
認証トークンを有効とする時間(秒単位)。任意のパラメーター。 |
戻り値
GetToken
メソッドの戻り値のリストについては、2.1.4 戻り値のセクションで説明されているToken
メソッドの戻り値を参照してください。
SubmitData
概要
Viedocへのデータ送信にSubmitData
メソッドを使用することが可能です 。
C# Syntax
ApiSubmitResultModel SubmitData(string token, string odmXml,
ApiSubmitDataOptions options = null);
パラメータ
SubmitDataメソッドには、以下のパラメータがあります。
パラメータ |
データタイプ |
内容 |
---|---|---|
Token |
string |
認証トークン。クライアントID、ユーザーネーム、パスワードを使用して |
OdmXml |
string |
ODM XML形式でアップロードされるデータ |
Options |
ApiSubmitDataOptions |
データの送信オプション。任意のパラメーター。3.3 ApiSubmitDataOptionsセクションを参照してください。 |
戻り値
SubmitData
メソッドでは、以下の特性を持つApiSubmitResultModel
オブジェクトを返します:
プロパティ | 型 | 内容 |
---|---|---|
Token |
string |
後続の要求で認証に使用可能な、新しい認証トークン |
Result |
ApiResultType |
メソッドの呼び出しから返される結果の種類とステータスを定義します。詳細については、3.2 ApiResultTypeのセクションを参照してください。 |
ErrorCode |
int |
結果がエラーの場合:エラーの種類を示す整数が入ります。詳細については、4 エラーコードのセクションを参照してください。 |
ErrorMessage |
string |
結果がエラーの場合:人間が読める形式でのエラーの記述 |
TransactionGUID |
GUID |
|
呼び出し例
数字 | 項目 | 内容 |
---|---|---|
1 | MetaDataVersionOID |
インポートするデータに使用する、メタデータの[Version].[Revision] |
2 | SubjectKey |
データのインポート先の患者に対するViedocの患者キー |
3 | LocationOID | 施設IDはViedoc Adminから取得可能です。 |
4 | Event/form/item OIDs |
イベント、フォームおよび項目のOIDは、エクスポートされたメタデータのバージョンまたはViedoc Designerから取得可能です。 注意!StudyEvent が繰り返す場合、StudyEventRepeatKey が与えられるべきです。 例: |
5 | ItemDataInteger |
許可されているデータ値のタイプは以下の通りです。
|
* 時間データを収集する CRF変数には、Viedoc のタイムゾーンのコンテナがありません。そのような変数のデータは、通常、試験実施場所と同じタイムゾーンの時間を表しているとみなされます。したがって、例えば2020-01-29T08:34:00のように、タイムゾーン情報を含まない時間データを入力することをお勧めします。時間帯を考慮しなければならない場合、例えば血液サンプルが異なる時間帯に位置する研究室で分析された場合、追加のCRF変数を使用してその情報を収集することができます。タイムゾーン情報がデータ値の一部としてAPI(またはインポートアプリケーション)を介してViedocに送信された場合、データ値に反映されます。これは、Viedocにはそれを保存する場所がないためです。例えば、2000-01-01T00:00:00+01:00(1時間オフセット)は1999-12-31T23:00:00Z(オフセットなし)に変換され、CRFでは1999-12-31 23:00として表示されます。このため、時間帯情報を取り除くために必要な変換は、Viedocに時間データを入力する前に処理しておくことをお勧めします。
応答例
|
TransactionStatus
概要
過去に送信されたデータのインポートステータスをチェックするために、TransactionStatusメソッドを使用することができます。
C# Syntax
ApiResultModel resultModel = TransactionStatus(string token, GUID transactionGUID);
パラメーター
TransactionStatusメソッドには、以下のパラメータがあります。
名前 |
データ型 |
内容 |
---|---|---|
Token | 文字列 | 認証トークン |
TransactionGUID | GUID |
SubmitDataメソッドを呼び出すときに取得されるトランザクションGUID |
戻り値
TransactionStatusメソッドでは、以下の特性を持つApiResultModelオブジェクトを返します:
プロパティ | 型 | 内容 |
---|---|---|
Token |
文字列 |
後続の要求で認証に使用可能な、新しい認証トークン |
Result |
ApiResultTpe |
メソッドの呼び出しから返される結果のタイプとステータスを定義します。詳細については、3.2 ApiResultTypeのセクションを参照してください。 |
ErrorCode |
整数 |
結果がエラーの場合:エラーの種別を示す整数が入ります。詳細については、エラーコードのセクションを参照してください。 |
ErrorMessage |
文字列 |
結果がエラーの場合:人間が読める形式でのエラーの記述 |
呼び出し例
|
応答例
|
TransactionData
概要
過去に送信されたデータを取得するために、TransactionDataメソッドを使用することが可能です。
C# Syntax
ApiTransactionDataModel dataModel = TransactionData(string token, GUID transactionGUID);
パラメーター
TransactionDataメソッドには、以下のパラメータがあります。
名前 |
データ型 |
内容 |
Token | 文字列 |
認証トークン |
TransactionGUID | GUID |
SubmitData方式を呼び出すときに取得されるGUID |
戻り値
TransactionDataメソッドでは、以下の特性を持つApiTransactionDataModelオブジェクトを返します:
プロパティ |
型 |
内容 |
Token |
文字列 |
後続の要求で認証に使用可能な、新しい認証トークン |
Result |
ApiResultType |
メソッドの呼び出しから返される結果の種類とステータスを定義します。詳細については、3.2 ApiResultTypeのセクションを参照してください。 |
ErrorCode |
整数 |
結果がエラーの場合:エラーの種類を指定する整数が入ります。詳細については、4 エラーコードのセクションを参照してください。 |
ErrorMessage |
文字列 |
結果がエラーの場合:人間が読める形式でのエラーの記述 |
OdmXml |
文字列 |
ODM XML形式でアップロードされたデータ |
呼び出し例
応答例
|
GetMetaData
概要
ODM XML形式で試験のメタデータバージョンを取得するために、GetMetaData
メソッドを使用することが可能です。
C# Syntax
ApiGetMetaDataResultModel metaDataResultModel = GetMetaData(string token, string metaDataOid, bool includeSdm, bool includeViedocExtensions);
パラメーター
GetMetaData
メソッドには、以下のパラメータがあります。
名前 |
データ型 |
内容 |
Token |
string |
認証トークン |
metaDataOid |
string |
[Version]. [Revision]形式のメタデータOID。たとえば、1.1はバージョン1の改訂1を意味します。メタデータOIDはViedoc AdminまたはDesignerから取得可能です。 |
includeSdm |
|
エクスポートされたメタデータODM XMLファイルに、試験デザインモデル(SDM)のプロパティを含めるかどうかを定義します。trueまたはfalseに設定することができます。デフォルトはfalseに設定されています。 |
includeViedocExtensions |
|
エクスポートされたメタデータのODM XMLファイルに、Viedoc固有の拡張子のプロパティを含めるかどうかを定義します。 |
戻り値
GetMetaData
メソッドでは、以下の特性を持つApiGetMetaDataResultModel
オブジェクトを返します:
プロパティ |
型 |
内容 |
|
string |
後続の要求で認証に使用可能な、新しい認証トークン |
|
ApiResultType |
メソッドの呼び出しから返される結果の種類とステータスを定義します。詳細については、3.2 ApiResultTypeのセクションを参照してください。 |
|
int |
結果がエラーの場合:エラーの種類を指定する整数が入ります。詳細については、4 エラーコードのセクションを参照してください。 |
|
string |
結果がエラーの場合:人間が読める形式でのエラーの記述 |
|
string |
試験で要求されているメタデータバージョンを含むODM XML |
呼び出し例
|
応答例
|
GetMetaDataVersionForKeySets
概要
一連のデータポイント(複数可)に対する試験デザインのバージョン(メタデータバージョン)を取得するために、GetMetaDataVersionForKeySets
メソッドを使用することができます。
C# Syntax
ApiGetMetaDataVersionsResultModel GetMetaDataVersionsForKeySets(string token, List<ViedocKeySet> keySets)
パラメーター
GetMetaDataVersionForKeySets
メソッドでは、以下のパラメータがあります。
名前 |
データ型 |
内容 |
Token |
string |
認証トークン |
KeySets |
List<ViedocKeySet> |
取得すべき試験デザイン(メタデータ)バージョンに対する、キーセットのリストが含まれています。 |
戻り値
GetMetaDataVersionForKeySets
メソッドでは、以下の特性を持つApiGetMetaDataVersionsResultModel
オブジェクトを返します:
プロパティ |
型 |
内容 |
|
|
後続の要求で認証に使用可能な、新しい認証トークン |
|
|
メソッドの呼び出しから返される結果の種類とステータスを定義します。詳細については、3.2 ApiResultType のセクションを参照してください。 |
|
|
結果がエラーの場合:エラーの種類を示す整数が入ります。詳細については、4 エラーコードのセクションを参照してください。 |
|
|
結果がエラーの場合:人間が読める形式でのエラーの説明 |
|
|
試験で要求されているメタデータバージョンを含むODM XML |
HTTP呼び出し例
</soapenv:Envelope> |
応答例
|
GetClinicalStudySites
概要
GetClinicalStudySites メソッドは、ユーザーが Viedoc Clinic でアクセスできるサイトに関する情報を返します。
C# Syntax
ApiGetClinicalStudySitesResultModel GetClinicalStudySites(string token);
パラメーター
GetClinicalStudySitesメソッドには、以下のパラメータがあります。
パラメーター |
データ型 |
内容 |
Token |
string |
認証トークン |
戻り値
GetClinicalStudySitesメソッドでは、以下の特性を持つApiStudySiteModelオブジェクトを返します:
プロパティ |
タイプ |
内容 |
|
|
国名 |
|
|
国コード二文字 |
ExpectedNumberOfSubjectsEnrolled |
int |
施設に登録予定の症例数 |
ExpectedNumberOfSubjectsScreened |
int |
施設での予定スクリーニング数 |
MaximumNumberOfSubjectsScreened |
int |
施設での最大スクリーニング数 |
|
|
サイトID |
|
|
Adminで設定したサイトコード |
|
|
Adminで設定したサイト名 |
SiteType |
string |
サイトのタイプ : トレーニング又は本番 |
TimeZone |
string |
WindowsのタイムゾーンID |
TzOffset |
int |
UTCからのオフセット(分単位) |
HTTP呼び出し例
</soapenv:Envelope> |
HTTP応答例
|
GetClinicalData
概要
GetClinicalData
メソッドは、クリニカルデータをODM形式でエクスポートするために使用することができます。
C# Syntax
ApiGetClinicalDataResultModel GetClinicalData(string token, ApiGetClinicalDataRequestModel options);
パラメーター
GetClinicalDataメソッドには以下のパラメーターがあります。
パラメーター |
データ型 |
内容 |
---|---|---|
Token |
string |
認証トークン |
options |
|
データエクスポートのためのオプションとフィルター。3.5 ApiGetClinicalDataRequestModel |
戻り値
GetClinicalData
メソッドは、以下の特性を持つ ApiGetClinicalDataResultModel
オブジェクトを返します。
プロパティ | タイプ | 内容 |
---|---|---|
Token |
string |
後続のリクエストで認証に使用できる新しい認証トークン。 |
|
|
メソッドの呼び出しから返される結果のタイプとステータスを定義します。ApiResultType 列挙型で、Success または Error の値が使用されます。 |
ErrorCode |
int |
エラーが発生した場合 resultには、エラーの種類を指定する整数が含まれます。詳細はセクション 4. エラーコードを参照してください。 |
ErrorMessage |
string |
エラーが発生した場合、エラーの内容を記述します。 |
OdmXml |
string |
ODM形式でエクスポートされたデータ。 |
HTTP呼び出し例
注意! クローズの順番は重要です。以下のコード例内の順序に従うことが重要です。
|
HTTP応答例
MetaDataVersionOID="21.0">
v4:SiteSubjectSeqNo="6">
|
注意!GetClinicalData は StudyEventRepeatKeyをサポートしていません。
複合データ型
ApiAuthenticationModel
ApiAuthenticationModelには、以下の要素が含まれます。
プロパティ |
型 |
内容 |
ClientGUID |
GUID |
Viedocの特定の試験に紐付けられたクライアントID。Viedoc Admin |
UserName |
string |
Viedoc ログインユーザーネーム。この要素は必須です。 |
Password |
string |
一致するViedocログインパスワード。この要素は必須です。 |
TimeSpanInSeconds |
int |
認証トークンが有効となる時間(秒単位)。任意の要素です。 |
ApiResultType
ApiResultType
は以下のいずれかの値を持つenum
データ型です*。
Pending |
要求は現在処理中で、まだ結果は出ていません。 |
Success |
要求は正常に完了しました。 |
Error |
要求はエラーのため、終了しました。発生したエラーの内容については、エラーコードとメッセージを参照してください。 |
InProgress |
データのインポートが開始され、現在処理中です。 |
PartialComplete |
データのインポートは開始されましたが、現在待機中です。残りの患者のロックが解除されてから、データのインポートを再開します。 |
データのインポートは開始されましたが、無効なIDのため、患者が見つかりませんでした。この患者はインポートされません。次の患者の識別を続けます。 |
|
* |
ApiSubmitDataOptions
プロパティ |
データ型 |
内容 |
AllowCreatingSubjects |
bool |
一致する患者が見つからなかった場合に、データのインポート中に新しい患者を作成するかどうかを定義します。 |
AllowInitiatingStudyEvents |
bool |
データのインポート中に未実施イベントを実施するかどうかを定義します。 |
ViedocKeySet
ViedocKeySet
のタイプには、以下のプロパティが含まれます。
プロパティ |
データ型 |
内容 |
Uniqueld |
string |
内部での使用のみ。要求に投入された場合、このプロパティの値は考慮されません。 |
SubjectKey |
string |
患者のViedocの患者キー |
StudySiteId |
int |
施設のデータベースID |
CountryCode |
string |
2文字の国コード |
SiteCode |
string |
Adminで設定された施設コード。必須です。 |
SiteNo |
int |
施設番号 |
StudySujbectSeqNo |
int |
試験レベルでの患者の通し番号 |
SiteSubjectSeqNo |
int |
施設レベルでの患者の通し番号 |
StudyEventDefId |
string |
試験デザインで設定された試験イベントOID |
StudyEventRepeatKey |
string |
試験イベントの繰り返しキー |
EventDate |
DateTime |
ISO8601形式のイベント日付 |
FormDefId |
string |
試験デザインで設定されたフォームOID |
FormRepeatKey |
string |
フォームの繰り返しキー |
ItemDefId |
string |
試験デザインで設定された項目OID |
MetaDataVersionIOD |
string |
|
ApiGetClinicalDataRequestModel
ApiGetClinicalDataRequestModel
データ型には、以下のプロパティが含まれます。
SiteCode | string |
Adminで設定された施設コード。必須です。 |
SubjectFilter | string |
任意の文字列を使用した患者フィルター。オプションです。 |
SubjectKey | string |
患者のViedocの患者キー。オプションです。 |
StudyEventOID | string |
試験デザインで設定された試験イベントOID。オプションです。 |
FormOID | string |
試験デザインで設定されたフォームOID。オプションです。 |
ItemOID | string |
試験デザインで設定された項目OID。オプションです。 |
TimePeriodDateType | ApiTimePeriodDateType |
SystemDate|EventDate。オプションです。 |
TimePeriodOption | ApiTimePeriodOption |
Until|From|Between。オプションです。 |
FromDate | DateTime |
入力した日付またはイベントの日付でデータを照合するために使用されます。 オプションです。 |
ToDate | DateTime |
入力した日付またはイベントの日付でデータを照合するために使用されます。 オプションです。 |
ExcludeExtensions | bool |
SDM、Viedoc および監査証跡を除外するかどうかを定義し |
IncludeAdminData |
bool |
エクスポートにユーザーおよび施設のデータを含めるかどうかを定義します。true またはfalse に設定できます。デフォルトはfalse に設定されています。 |
IncludeVisitDates |
bool |
イベント日付フォームをエクスポートに含めるかどうかを定義します。イベント日付フォームには、イベント日付、予定日、およびイベントの許容範囲が含まれます。 |
IncludeQueries |
bool |
クエリをエクスポートに含めるかどうかを定義します。true またはfalse に設定できます。デフォルトはfalse に設定されています。 |
IncludeReviewStatus |
bool |
レビューステータスをエクスポートに含めるかどうかを定義します。true またはfalse に設定できます。デフォルトはfalse に設定されています。 |
IncludeSignatures |
bool |
署名をエクスポートに含めるかどうかを定義します。true またはfalse に設定できます。デフォルトはfalse に設定されています。 |
IncludeMedicalCoding |
bool |
コーディングをエクスポートに含めるかどうかを定義します。true またはfalse に設定できます。デフォルトはfalse に設定されています。 |
ViedocVersion |
string |
エクスポートに使用するデータ構造バージョンを定義します。Viedoc4.39のリリース時点では、データ構造バージョンを4.38、4.39または最新のViedocバージョンに設定することができます。何も指定されていない場合、Viedoc AdminのAPI設定で選択されているViedocバージョンが使用されます。 |
エラーコード
以下の表では、エラーコードとその説明をリストしています。
コード |
メッセージ |
説明 |
---|---|---|
100 |
無効なユーザーネームまたはパスワード |
指定されたユーザーネームまたはパスワードは無効です。 |
101 |
無効なクライアントGUID |
入力されたクライアントIDは無効です。 |
102 |
無効なトークン |
無効なTokenです。 |
103 |
使用されていません |
|
104 |
XMLデータが必要です |
要求にODM xmlデータが含まれていません。 |
105 |
使用されていません |
|
106 | 無効なクライアントGUID/ユーザー |
指定されたトークンは、無効なクライアントGUIDまたは無効なユーザーを示しています。トークンがシステムから発行された場合は起こる可能性が低い現象です。 |
107 |
使用されていません |
|
108 |
使用されていません |
|
109 |
不正アクセス、 |
データを送信したユーザーのみが、 |
110 |
|
|
111 |
アクセス拒否 |
ユーザーは指定されたリソースにアクセスできません。 |
112 |
メタデータのバージョンが見つかりません |
リクエストされたメタデータのバージョンは試験で見つかりませんでした。 |
114 | SSOのユーザーです | ドメインはシングルサインオン用に設定されており、APIログインはサポートされていません。 |
121 | 無効の施設 | |
122 | ユーザーにはエクスポート権限がありません |
ワークフローの例
Viedocへのデータ送信方法の例
はじめに
この章では、Viedocへのデータ送信方法の例を提示します。また、Viedocのどこで以下の情報を取得できるかを説明します。
- クライアントID
- 施設IDとデザインバージョン
- 要素のOID
- 項目のデータ型
- 患者ID
この章では、取得した情報を使用してODM XML臨床データファイルを作成する手順も解説します。
クライアントIDを取得する
API の設定を参照ください。
試験場コードと設計バージョンの入手
データをインポートするサイトのサイトコードと有効な設計バージョンをメモしてください。この Viedoc Adminのスタディサイト一覧に試験施設コードと有効設計が表示されます。有効設計バージョンは、各施設ごとに[VERSION].[REVISION]
という形式で表示されます。
要素のOIDを取得する
以下のOIDを取得します。
StudyEventOID
FormOID
ItemGroupOID
ItemOID
これらのOIDはViedoc Designerの試験デザインから取得するか、GetMetaData
APIメソッドを呼び出してメタデータバージョンをダウンロードすることで取得できます。
<soapenv:Envelope xmlns:soapenv="http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/" xmlns:vied="Viedoc.API"
|
GetMetaData
APIメソッドを呼び出してメタデータバージョンをダウンロードする場合、以下の要素に対して返されたODM XMLファイルを見つけて、OIDを書き留めます。
StudyEventDef
(StudyEventOIDを取得する)
FormDef
(FormOID
を取得する)
ItemGroupDef
(ItemGroupOID
を取得する)とItemRef
(ItemOID
を取得する)
項目のデータ型を取得する
項目のデータ型を取得します。項目のデータ型はViedoc Designerから取得するか、ODM XMLのItemDef
要素のDataType
属性で確認することができます。
ClinicalData
の要素を作成するときは、項目のデータ型に対応するデータ要素を使用します。
ITEMDEF データ型 | ITEMDATA データ型 |
---|---|
String |
ItemDataString |
Text |
ItemDataString |
Integer |
ItemDataInteger |
Double |
ItemDataDouble |
DateTime |
ItemDataDateTime |
Date |
ItemDataDate |
Time |
ItemDataTime |
患者キーを取得する
患者キーはViedoc Clinicで取得できます。
StudySubjectSeqNo
またはStudySiteSubjectSeqNo
を使用して、患者を照合することも可能です。これらは、それぞれ試験および施設の患者の通し番号です。
Viedocの患者とインポートされた患者のデータを照合するとき 、StudySubjectSeqNo
とStudySiteSubjectSeqNo
が最初に使用されます。これらは両方とも、ODM臨床データのSubjectData
要素の拡張属性として指定することができます。StudySubjectSeqNoまたはStudySiteSubjectSeqNo
で一致する患者が見つからない場合、患者キーを使用して一致する患者を検索します。
どちらの方式でも一致する患者が見つからない場合、以下が適用されます。
AllowCreateSubjectsがTrueに設定されている場合、新しい患者が作成されます。
AllowCreateSubjectsがFalseに設定されている場合、患者はスキップされます。DataImportLogにPartialCompleteとして記載され、存在しない患者であることが提示されます。
Viedocで新しい患者が作成されると、次に利用可能なStudySubjectSeqNoとStudySiteSubjectSeqNoが患者に付与されます。これらの通し番号は異なる2つの方式でオーバーライドすることができます。
患者通し番号を明示的に属性として指定する
患者通し番号を患者キー形式に含めることにより、患者通し番号を患者キーから抽出することができます。これには、Viedoc Designerの試験デザインの患者ID形式設定で指定する施設コードと施設の患者通し番号が必要になります。
ODM XML ClinicalData ファイルを構築する
ここまでの手順で取得した情報に基づいて、送信するODM XMLを次のように構築することができます。
前述のとおり、黄色でハイライトされているテキストはすべて、取得したMetaDataバージョンのOID、施設のOIDおよび項目のOIDに置き換える必要があります。
緑色でハイライトされているすべてのテキストは、それぞれの項目の値に置き換える必要があります。
先に記載された通り、これでSubmitData
メソッドを使用してClinicalData ODMを送信することができるようになります。2.3 SubmitDataのセクションを参照してください。