eTMF-EMS レポジトリ
はじめに
eTMF-EMS リポジトリは、スポンサーおよび/または治験責任医師側のアーカイブおよび/またはストラクチャーに含まれる文書のエクスポートに使用することができます。Exchange Mechanism Standard (EMS)に対応しています。EMSの詳細についてはこちらをご覧ください。
eTMF-EMSリポジトリは、文書、施設、国、eTMFへのユーザーロールとアクセス権に準じます。
EMSリポジトリの生成とダウンロード
リポジトリの生成は以下の手順に従ってください。
1 | アーカイブしたいドキュメントのオプション(1) を設定します。eTMFの施設側もしくはスポンサー側にファイルされるドキュメントと、試験/国/施設レベルでファイルされるドキュメントを、それらに応じる権限に従って含めるかどうかを選択します。 |
2 | フィルタリングしたいマイルストーンを(2)で設定します。 |
3 | 生成ボタンをクリックします。 (3) |
4 |
生成されたドキュメントのリンクをクリックすると、zip形式のフォルダーがダウンロードされます(4)。 |
zipフォルダの構成と内容
zip内のフォルダ構造は、当該試験で使用したeTMFストラクチャの構造を反映しており、以下のようになります。
- Level 1 – この階層にあるもの
- 名前が次の形式のメインzipフォルダ:
StudyName_eTMFArchive_DatetimeStamp
StudyName
- 試験名eTMFArchive
- 静的テキストDatetimeStamp
- eTMF-EMS を生成した UTC 日付と時刻YYYYmmDDHHMMss
- 名前が次の形式のメインzipフォルダ:
- Level 2 – この階層にあるもの
- TransferID(eTMF-EMSリポジトリの生成日時のスタンプ)を
YYYYmmDDHHMMss
のフォーマットで表したサブフォルダ - 選択された各マイルストーンの exchange.xml ファイル
xmlファイルの内容やサンプルはこちらからご覧いただけます。
- TransferID(eTMF-EMSリポジトリの生成日時のスタンプ)を
- Level 3 – この階層にあるもの
- ストラクチャーから、含まれる各zoneの
ZoneID.ZoneName
を持つフォルダ
- ストラクチャーから、含まれる各zoneの
- Level 4 – この階層にあるもの
- ストラクチャーに含まれる各sectionの
ZoneID.SectionID.SectionName
を持つフォルダー
- ストラクチャーに含まれる各sectionの
- Level 5 – この階層にあるもの
- ストラクチャーに含まれる各artifactの
ZoneID.SectionID.ArtifactID.ArtifactName
を持つフォルダー
- ストラクチャーに含まれる各artifactの
- Level 6 – この階層にあるもの
- 試験レベルでartifactにファイルされたドキュメント
- 国コードを名前とした試験運用各国のサブフォルダー
- Level 7 – この階層にあるもの
- 特定(レベル6で選択された)の試験国Artifactにファイルされたドキュメント
- 特定国の施設名を名前としたサブフォルダー
- Level 8 – この階層にあるもの
- 特定の施設(レベル7で選択された)のafirtifactにファイルされたドキュメント
zipフォルダには、ストラクチャーに含まれるすべてのバージョンのドキュメントが含まれています。ファイル名は次のようになります。
CurrentDocumentName-SystemVersion.extension
CurrentDocumentName
最新のドキュメント名SystemVersion
システムがこのファイルに設定したバージョンの整数値
同じartifactにファイルされ、同じレベルにリンクされた同名のドキュメントが複数ある場合、システムはドキュメント名のサフィックス(接尾)に(n)
を追加し、すべてのファイルがzipフォルダに含まれ、ファイルが上書きされないことを保証します。