イベントをスケジュールする
はじめに
このレッスンでは、Viedoc Designerでイベントをスケジュールする方法の例と、Viedoc Clinicでスケジュールされたイベントがどのように見えるかを紹介します。
Viedoc Designerでイベントを作成、設定を行う方法については、試験ワークフローを参照してください。
このセッションで取り上げる例では、以下のイベントを予定設定します。
- スクリーニング - 最初に予定されるイベントです。これは最初のイベントであるため、提案された日付の計算を有効にするオプションは使用できません。(日付の計算のベースとなる過去のイベント「起点日」がないためです。)
- 患者日誌 - 患者日誌 (Viedoc Me) イベントです。次のセクションで設定方法を説明します。
Viedoc Designer でイベントを設定する - 患者日誌イベント
このセクションでは、試験ワークフローで実行されるイベント設定について説明します。
Viedoc Designerでイベントを作成、設定を行う方法については、試験ワークフローを参照してください。
一般設定
イベント設定 > 一般 で以下の設定を行います。
- イベント ID = Diary
- イベント名 = Subject Diary
- 短い概要形式 = Diary : Day {StudyEventRepeatKey}
- 長い概要形式 = Diary : Day {StudyEventRepeatKey}, {EventDate}: {QSSF36.SF3601}
{QSSF36.SF3601}は、QSSF36フォームのSF3601項目の値です(下図参照)。 - 入力環境 = Subject initiated
予定を設定する
イベント設定 > 予定設定 で以下の設定を行います。
- Proposed event date (起点日) - ワークフロー(スクリーニング)において、参照日(実際の実施日又は予定日)から5日後。
- Time window (許容日数範囲) - 起点日から前後0日
- イベントの繰り返し - 元のイベントに加え9回、合計で10回のイベント
- 繰り返しのProposed event date (起点日) - 参照日(実際の実施日又は予定日)から1日後。つまりイベントは毎日実施。
- このイベントには個別の許容日数範囲を設定していないため、元のイベントに設定された範囲が適用される。(この場合、提案日の前後0日)
Viedoc Clinicで繰り返しイベントはどのように反映されるか
Viedoc Clinicで患者の「患者の詳細」ページを開き、イベントの設定を確認すると、次のように表示されます。
たとえば、2018年1月1日に最初のイベント-スクリーニングを開始した場合、患者日誌イベントの最初の発生は2018年1月6日になります。これは、前セクションのイベント設定(起点日(実際の実施日又は予定日)から参照5日後、許容日数範囲が0日)に従っています。
その後、次のイベント発生は、図に示すように、起点日から1日後になります。
患者日誌イベントは、イベントの一般設定での設定に従って、患者の詳細ページに短い概要形式で表示されます。
イベント実施後は、イベントは長い概要形式で識別されます。
- Viedoc Clinicでのフォームヘッダー
- PDFのヘッダー
- Viedocバージョン4.39以降のPDFエクスポート
アクティビティレベルでのタイミングの設定
患者日誌イベントでのアクティビティの時刻設定を有効にすることができます。以下の手順で設定してください。
1 | 試験ワークフローでタイミング設定をしたいアクティビティのペンアイコンをクリックして、アクティビティ設定ページを開きます。 |
2 |
タイミングタブをクリックします。 1. 患者日誌での時刻設定を有効にするにチェックを入れます。 2. 設定時刻を記入します。 3 and 4. 必要に応じて時間の許容範囲を記入します。 |
下の画像の例では、設定時刻を8:00にし、時間の許容範囲を-2/+8時間(設定時刻の2時間前と8時間後)にしています。これにより、画像の下の方にあるように、Viedoc Meにアクティビティが表示されるようになります。