トレーニング環境から本番環境への試験デザインの移行

  • Published by Viedoc System 2024-08-29
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はじめに

このレッスンでは、テストサーバーと本番サーバーの概要およびトレーニングザーバーで試験を構築してから本番サーバーに移行するための主な手順について説明します。

サーバー(トレーニングサーバーと本番サーバー)、オペレーションモード(デモ(トレーニング)モードと本番モード)は、保存されるデータベースインスタンスが異なりますので、ご注意ください。

トレーニング用サーバー

Viedocのクライアントには、まず最初にトレーニング用サーバー(v4training.viedoc.net)へのアクセスが提供されます。このテスト/構築サーバーでは、Viedocの機能を評価していただくために用意してあるサーバーでライセンス(リファレンスID)は必要ありません。ここでは、試験を構築し、あらゆる種類のテストがデモモード状態で実行されます。

注意! トレーニングサーバー上で実行されている試験デザインが、継続的なバックアップをされるという保証はありません。したがって、このサーバーでは、絶対に本番として使用しないでください。

本番用サーバー

通常、本番に適用される試験の構築はまずトレーニング用サーバーで開始し、構築後本番用サーバー(v4.viedoc.net)に移行してからスポンサーまたは他の外部関係者と共有することができます。

試験/試験デザインは、Viedoc DesignerのCDISC ODMエクスポートおよびインポート機能を使用して、1つのサーバーから別のサーバーに簡単に転送できます。 詳細な手順については、以下ステップバイステップガイドを参照してください。

本番サーバーでの試験では、以下のいずれかで運用されるように施設を設定することが可能です。

  • トレーニング(デモ) モード のみ
  • 本番モード のみ
  • トレーニング(デモ) モード 本番モード 両方 (推奨はできません。以下のセクショントレーニング(デモ) vs 本番モードをご参照ください)。

重要! 本番用試験のデモモードを、テスト/構築サーバー(トレーニング用サーバー)上の試験と混同しないでください。 本番用とトデモ用の両方がサイトに追加された場合、Viedoc Clinicにて選択スイッチが利用できるようになり、データを入力するモード(デモか本番用か)を選択できるようになります。

試験に本番タイプとトレーニングタイプの両方のサイトが追加されている場合、Viedoc Clinicでスイッチが使用できるようになり、データを入力するモード(デモまたは本番)を選択できるようになります。

トレーニング(デモ) vs 本番 モード

本番環境で試験設定が完了すると、以下に説明するように、サイト上で2つの異なるモードの設定ができます。こちらは、Viedoc Adminの施設設定で設定可能です。(下の画像と施設を管理するを参照してください)データの保存は、それぞれのモードに対し異なるデータベースインスタンスになされます。すなわち、デモモードでの作動は、データがデモデータベースインスタンスのみに保存され、本番モードで動作するときには、データが本番データベースインスタンスのみに保存されます。

  • トレーニング (デモ) モードのみ - ライセンスは不要です。データはデモ/トレーニングデータインスタンスのみに保存されます。こちらはテストサイトのみで使用されます。.
    重要! このモードで入力されたデータは、別のデータベースインスタンスに保存されるため、実際のデータを入力するためには決して使用せず、テスト目的のためだけに使用してください。
  • 本番 モードのみ - これは、テスト目的ではなく、実際のデータが入力される本番サイトで使用されます。
    重要! 本番モードをサイトに適用するためには、有効なライセンス(Ref ID)が必要です。
  • トレーニング (デモ)本番モード両方 - これは、Viedoc Admin の試験設定で、単一のサイトを両方のモード(本番モードとトレーニングモード)で使用できるようにするオプションが選択されている場合にのみ可能です。Viedoc Clinicに、データ入力がされるモードを選択できるようにするためのスイッチがあります。
    重要! 本番とトレーニング両方がサイトに使用設定されているため推奨できません。
    • Viedoc Clinicのデモモードスイッチが正しく使用されていない場合、本番用データがデモデータベースインスタンスに保存され、デモ/テストデータが本番データベースインスタンスに保存される可能性があります。
    • デモまたは本番モードどちらかへのユーザーのアクセスを削除することが難しい場合があります。 両方のモードを使用している施設にアクセスできるユーザーは、常にデモと本番両方でアクセスできます。

上記を考慮すると、本番サーバー上では、トレーニング(デモ)モードではテスト/デモ目的(UATなど)のためのサイトのみを独立させ、本番サイトは本番モードでのみ使用することをお勧めします。この方法では、ユーザーアクセスを簡単に管理でき、本番データとテスト/デモデータが混在するリスクを排除することができます。


ステップバイステップガイド - 試験をトレーニング環境から本番環境に移行する

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トレーニングサーバーで試験を構築、テストします。.

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試験デザインを出力します。詳しくは試験デザインの出力/ロック/削除をご参照ください。

注意! エクスポートされた試験デザインには、グローバルデザイン設定とViedoc Me用の翻訳は含まれていません。これらは、デザインをインポートした後、本番環境で再度手動で設定する必要があります。詳細は次のステップを参照してください。

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本番環境にて、

  1. Viedoc Adminで新しい試験を作成します。 詳細な手順については、新規試験を追加するを参照してください。 スタディマネージャーとデザイナーのロールを自分自身またはチームの誰かに割り当てます。
  2. ステップ2で出力した試験デザインをインポートします。詳しくはデザインバージョンをインポートするをご参照ください。
    注意! 出力されたデザインのバージョンに関係なく、インポートすると、「インポート先」で次のデザインバージョンが取得されます(つまり、本番環境に他のデザインバージョンが存在しない場合はバージョン1.0になります。それ以外の場合、たとえば、現在のバージョンが2.4だとすると、インポートされたデザインはバージョン3.0になります)
  3. Viedoc Designerで以下の項目を手動で再設定してください。(ODMファイルには含まれていません)
    • テスト環境と同様にグローバルデザイン設定をして、確定設定します。
    • Viedoc Me用の翻訳を再インポートします。手順の詳細については、Viedoc Meイベントの言語翻訳を管理するを参照してください。
  4. デザインを検証して確定します。
  5. Viedoc Adminにて以下の項目が試験に含まれている場合手動で再設定してください。
    • 無作為割付 (RTSM)
    • コーディング
    • データ参照
    • API設定
  6. 保存
  7. Viedoc Adminで試験を割り当てます。詳細 は試験デザインを割り当てるをご参照ください。
重要t! このプロセスは、デザインをインポートすると常に完全に新しいバージョンになるため、本番環境で既存のデザインバージョンを改訂するために使用することはできません。