TMFアーカイブ
完全な監査証跡レポート
はじめに
完全な監査証跡レポートには、以下、行われたアクションの完全なリストがエクセル形式で提供されます。
- ストラクチャー、テンプレート、および設定 (eTMF管理者のアクション)
- TMFに含まれるドキュメント(ユーザーのアクション)
- 完全な監査証跡レポートとTMF-EMSリポジトリの生成とダウンロード
レポートには、ユーザーのロールとドキュメント、施設また、国へのアクセスが記載されています。
監査証跡レポートの生成とダウンロード
完全な監査証跡レポートは以下の手順で生成します。
- ドキュメントの監査証跡を含めるためのオプション(a)を設定します。試験/国/施設レベルで保存されたドキュメントを、それらの権限に応じて含めるかどうかを選択できます。
- 絞り込みたいマイルストーン/マイルストーングループ(b)を設定します。
- 生成ボタンをクリックします。
- 生成されたドキュメントのリンクをクリックすると、レポートがダウンロードされます。(c)
収録シート
完全な監査証跡レポートの各シートには、次の表に示すように、ユーザーが特定のビューやセクションで行ったアクションに対応しています。
TMF | |
テンプレート管理 | |
ストラクチャー管理 | |
アーカイブ管理 | |
設定管理 | |
ステータス管理 |
レポートの内容は一目瞭然ですが、以下のセクションでは、ファイル内の各シートに関する詳細情報をご覧いただけます。
Report Info
このシートには、レポートおよび試験に関する一般的な情報が含まれています。First document added date/timeとLast document added date/timeは、最初と最後のドキュメントいつTMFにアップロードされたかを示します。これは、これらの文書の監査証跡がレポートに含まれているかどうかに関係なく表示されます。
Trial Master File
このシートには、ユーザーがTrial Master Fileビューのドキュメントに対して行ったすべてのアクションに関する情報が含まれています。このシートに含まれているアクションは以下となります。
- 公開されたドキュメントのみ。
- ユーザーが選択したレベル(Trial/Country/Site)にリンクされ、ユーザーがフィルタリングしたマイルストーンにリンクされているアーティファクトにファイルされているドキュメント。
- ユーザーが少なくとも読み取り専用ロールを持つドキュメント。
Sharing
このシートには、Viedoc ShareとViedoc TMFのバインダーに対するすべてのユーザーアクションに関する情報が含まれています。
注意!このシートには、アーキビストがアクセスできるバインダーに対するアクションのみが含まれています。
。
Template Management
このシートには、eTMF管理者がテンプレートに対して行ったアクションが含まれます。ユーザーがTMF Adminビューにアクセス権がない場合はこのシートは空になります。
Structure Management
このシートには、eTMF管理者がインスタンス化されたストラクチャーに対して行ったアクションが含まれます。ユーザーがTMF Adminビューにアクセス権がない場合はこのシートは空になります。
Archive Management
このシートには、TMFアーカイブページで行われたユーザーアクションが含まれています。
Settings Management
このシートには、eTMF管理者がTMF Admin上の設定で行ったアクションが含まれます。ユーザーがTMF Adminビューにアクセス権がない場合はこのシートは空になります。
Status management
このシートには、TMF Admin の Status タブで eTMF 管理者 が行ったアクションが含まれています。ユーザーが TMF Admin にアクセスできない場合はこのタブは空白になります。
eTMF-EMS repository
はじめに
eTMF-EMS リポジトリは、スポンサーおよび/または治験責任医師側のアーカイブおよび/またはストラクチャーに含まれる文書のエクスポートに使用することができます。Exchange Mechanism Standard (EMS)に対応しています。EMSの詳細についてはこちらをご覧ください。
eTMF-EMSリポジトリは、文書、施設、国、eTMFへのユーザーロールとアクセス権に準じます。
EMSリポジトリの生成とダウンロード
リポジトリの生成は以下の手順に従ってください。
- アーカイブしたいドキュメントのオプション(1) を設定します。eTMFの施設側もしくはスポンサー側にファイルされるドキュメントと、試験/国/施設レベルでファイルされるドキュメントを、それらに応じる権限に従って含めるかどうかを選択します。
- フィルタリングしたいマイルストーンを(2)で設定します。
- 生成ボタンをクリックします。 (3)
- 生成されたドキュメントのリンクをクリックすると、zip形式のフォルダーがダウンロードされます(4)。
zipフォルダの構成と内容
zip内のフォルダ構造は、当該試験で使用したeTMFストラクチャの構造を反映しており、以下のようになります。
- Level 1 - このレベルに含まれるもの
- 名前が次のフォーマットのメインzipフォルダ:
StudyName_eTMFArchive_DatetimeStamp
StudyName
- 試験名eTMFArchive
- 静的テキストDatetimeStamp
- eTMF-EMS を生成した UTC 日付と時刻YYYYmmDDHHMMss
- 名前が次のフォーマットのメインzipフォルダ:
- Level 2 - このレベルに含まれるもの
- TransferID(eTMF-EMSリポジトリの生成日時のスタンプ)を
YYYYmmDDHHMMss
のフォーマットで表したサブ名前を持つサブフォルダ - 選択された各マイルストーンの exchange.xml ファイル
xmlファイルの内容やサンプルはこちらからご覧いただけます
- TransferID(eTMF-EMSリポジトリの生成日時のスタンプ)を
- Level 3 - このレベルに含まれるもの
- ストラクチャーから、含まれる各zoneの
ZoneID.ZoneName
を持つフォルダ
- ストラクチャーから、含まれる各zoneの
- Level 4 - このレベルに含まれるもの
- ストラクチャーに含まれる各sectionの
ZoneID.SectionID.SectionName
を持つフォルダ
- ストラクチャーに含まれる各sectionの
- Level 5 - このレベルに含まれるもの
- ストラクチャーに含まれる各artifactの
ZoneID.SectionID.ArtifactID.ArtifactName
を持つフォルダ
- ストラクチャーに含まれる各artifactの
- Level 6 - このレベルに含まれるもの
- 試験レベルでartifactにファイルされたドキュメント
- 署名済みドキュメント用のサブフォルダ
- 国コードを名前とした試験運用各国のサブフォルダ
- Level 7 - このレベルに含まれるもの
- 特定(レベル6で選択された)の試験国Artifactにファイルされたドキュメント
- 署名済みドキュメント用のサブフォルダ*
- 特定国の施設名を名前としたサブフォルダ
- Level 8 - このレベルに含まれるもの
- 署名済みドキュメント用のサブフォルダ*
- 特定の施設(レベル7で選択された)のafirtifactにファイルされたドキュメント
* Viedoc Me ユーザーによって署名されたファイルは、TMFの治験責任医師側をアーカイブする場合のみ含まれます。
zipフォルダには、ストラクチャーに含まれるすべてのバージョンのドキュメントが含まれています。ファイル名は次のようになります。
CurrentDocumentName-SystemVersion.extension
CurrentDocumentName
最新のドキュメント名SystemVersion
システムがこのファイルに設定したバージョンの整数値
同じartifactにファイルされ、同じレベルにリンクされた同名のドキュメントが複数ある場合、システムはドキュメント名のサフィックス(接尾)に(n)
を追加し、すべてのファイルがzipフォルダに含まれ、ファイルが上書きされないことを保証します。