キットの割当てと返却
はじめに
ここでの使用例では、Viedoc Clinicで患者にキットを割り当てる際のワークフローがどうのようなものか、患者から引き渡された使用済みキットをどのように処理するか、そして最後にキットを破棄するためにセントラルデポに転送する方法を説明しています。
ユーザーロール
サイトサプライマネージャー 医師 |
ここでは、サイトサプライマネージャーと医師の2つの役割を持つユーザーは、サイトレベルで無作為化、割り当て、および供給管理のためのアクセス権と編集権限を持っています。
シナリオ
無作為化と割当てはViedoc Clinicで行います。このケースでは、2つの別々のフォームを使用していますが、試験デザインによっては1つのフォームで行うこともできます。無作為化と割り付けの詳細については、サイトユーザーのためのViedocユーザーガイドのレッスン 割付・割当と緊急盲検化解除 を参照してください。
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患者は、最初に無作為化されて治験薬が割り当てられるが、治験薬は盲検化されておりユーザーには見えません。 |
割当てフォームでキットが割当てされます。 |
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割当てられたキットは、患者が無作為化で割当てられた治療法で、最初に入手可能な/有効なキットです。ここでは、在庫リスト(グローバル割り当てリストに基づいている)から選ばれたキット番号1006があります。 |
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Viedoc Logisticsでキット番号1006の流れをみてみましょう。Viedoc Clinicで割当てをクリックする前に、キット番号1006は在庫リストで有効と表示されています。 ご覧のように、これは盲検情報なので、キットのタイプ列は空欄になっています。ユーザーは、どのキットにどのキットのタイプが含まれているかわかりません。 |
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Viedoc Clinicで割当てをクリックしてからページを更新します。在庫リストをみると、割当済みとなっています。 |
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全体のワークフローを見たいので、時間が経過したことにします。患者が使用済みのキットをサイトに渡し、そのキットを返却に設定したとしましょう。 |
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これでキットの状態が正しくなったので、ユーザーはキットをセントラルデポに戻します。 最終的には、試験レベルでキットの管理権限を持つユーザーがキットを受領済みに設定し、ワークフローを介したキットの移動が完了します。 キット 1006 をクリックすると、上記ケースのアクションがオレンジ色の枠内で強調表示された状態で、実行されたすべてのアクションの履歴を見ることができます。いつ、誰によってアクションが実行されたかに関する情報の中で、キット1006 が患者 ID SE-SE-003(割当済みの下に患者IDが表示されています)に関連付けられていることもわかります。 |