医療コーディング設定
このレッスンでは、Viedoc Adminでコーディング辞書を管理する方式について説明します。
はじめに
コーディングについて
Viedocはコーディングのサポートをしています。 コーディング機能を使用すると、有害事象、病歴、併用薬などのデータを標準化された方法でコーディングできます。
Viedocでは以下の辞書をサポートしています。
- MedDRA
- ATC without DDD
- IDF
- MedDRA_J
- WHODrug - C and C3 formats
ワークフロー
コーディングの設定はViedoc DesignerとViedoc Adminで行い、Viedoc Clinicで実行されます。 以下の図では、実行手順とこれらの手順を実行する権限を持つロールについて説明しています。
さらに詳しい手順についてはこちら:
- Viedoc Designerでコーディングスコープを設定する コーディングスコープ設定
- Viedoc Adminでコーディングに使用する辞書を管理 コーディング辞書を管理する (このレッスンです!)
- Viedoc Clinicでのコーディング使用方法 コーディング
Viedoc Adminの辞書について
Viedoc Adminで辞書を作成するためのワークフロー
Viedoc Adminで辞書を作成するには、以下の手順に従います。
1. スタディマネージャーがユーザーを辞書管理者のシステムロールに招待します。
2. 辞書管理者はコーディング辞書をアップロードして、辞書を作成します。これにより、辞書が試験で利用できるようになります。
3. スタディマネージャーは試験デザインで定義されたコーディング範囲をアップロードしたコーディング辞書に紐付ます。
詳細な手順については、以下のステップ・バイ・ステップガイドを参照してください。
注意!Viedocではコーディング辞書のライセンスを提供していません。ユーザーの責任の下で、使用する辞書のライセンスを購入し、アップロードした辞書を更新してください。
Viedoc Adminで辞書を確認するには
Viedoc Adminでコーディング画面を開く、アップロードされた辞書を閲覧する、または新しい辞書を作成するには、試験開始画面のコーディングフィールドのツールボックスアイコンを選択します。コーディング画面が開きます。
注意!コーディング画面は、辞書管理者のシステムロールを持つユーザーにのみ表示されます。
このページでは、以下の情報が表示されます。
1. 名前 - 辞書のタイプ
2. バージョン - 辞書のバージョン(該当する場合)
3. 説明 - 辞書のアップロード時に辞書管理者によって追加される、辞書に関するカスタム説明テキスト
4. 作成 - 辞書がいつ、誰によってアップロードされたかに関する情報
5. 使用中 - 以下の通り、辞書がコーディング範囲に紐付けられているかどうかを示します
アイコン | 説明 |
---|---|
辞書はコーディング範囲にリンクされています。 |
|
辞書はコーディング範囲にリンクされていません。 |
このページでは、以下のアクションを実行することができます。
6. ツールボックスアイコンを選択して、辞書を編集します。編集できるのは、辞書の説明テキストのみです。
7. 新しい辞書を追加を選択して、新しい辞書をアップロードします。新しい辞書を作成するを参照してください。
ステップ・バイ・ステップガイド
辞書を作成する
注意!辞書の作成(辞書のアップロード)は、辞書管理者のみ実行することができます。
辞書を作成するには、以下の手順に従います。
1 |
Viedoc Adminの試験ページで、 コーディングフィールドのツールボックスアイコンを選択して、 コーディングウィンドウを開きます。 |
2 |
新しい辞書を追加を選択します。
|
3 |
新しい辞書を追加のダイアログボックスで:
ファイルをアップロードして辞書を作成するには、最大で数分かかる場合があります。辞書が作成されると新しい辞書を追加のダイアログボックスが自動的に閉じます。 |
4 |
閉じるを選択して、コーディングィンドウを閉じます。 |
WHO Drug ファイル
1 |
WHODrug Global ファイルをダウンロードすると、システムで次のように表示されます。 |
2 |
1. これは、ファイルパス表示するファイルツリーの例です。 2. .これらは、解凍または展開するために選択する必要がある関連するフォルダーです。 注意!csvではなくtxtとしてラベルされているファイルを選択してください。 関連ファイルフォルダを選択したら、そのコンテンツを抽出(unzip)する必要があります。そして、下図のように、c3とラベルが付いているフォルダーを選択します。 |
3 |
このzipフォルダーをViedocにアップロードするとViedocはファイルを抽出して、WHODrugファイルを試験に設定します。 |
コーディング範囲を辞書にリンクしオートコーディングを有効にする
注意!アップロードされたコーディング辞書とコーディング範囲のリンクを実行できるのは、スタディマネージャーのみです。
コーディング範囲を辞書にリンクし、オートコーディングを有効にするには、以下の手順に従います。
1 |
Viedoc Adminの試験詳細ページで、試験設定を選択して試験設定のダイアログボックスを開きます。 |
2 |
コーディングタブを選択します。 範囲がリストされない場合は、試験デザイナーに連絡してください。 |
3 |
名前フィールドに各コーディング範囲の名前を入力します。この名前は、Viedoc Clinicのコーディングコンソールに表示されます。 |
4 |
各コーディング範囲に適用する辞書とバージョンを選択します。 |
5 |
それぞれの範囲で、オートコーディングを有効または無効にするかボタンで選択します。 |
6 |
保存を選択して、変更を保存します。 |
辞書のバージョンを更新する
古いバージョンのコーディング辞書を新しいバージョンに置き換え、同じスコープでコーディングを続けることができます。古いコーディング辞書のバージョンを新しいバージョンに置き換えるには、以下の手順に従います。
1. 辞書管理者は、最新の辞書バージョンをアップロードして新しい辞書を作成します。手順については、辞書を作成するを参照してください。
2. スタディマネージャーがコーディング範囲を新しい辞書に紐付けます。詳細については、コーディング範囲に辞書を紐付けるを参照してください。
注意!試験デザインで新しいコーディング範囲を作成する必要はありません。
新しいコーディング辞書のバージョンがアップロードされ、コーディング範囲に紐付けられた時から、Viedoc Clinicのコーディングコンソールでは、新しいバージョンを使用してその範囲の用語をコーディングします。辞書のバージョンを更新する前に既にコーディングされていた用語は、以前の辞書バージョンのコードを保持します。各用語のコーディングに使用された辞書のバージョンは、コーディングのエクスポート時に表示されます。
辞書を削除することはできません。