コーディングのExcel出力

  • Published by Viedoc System 2024-08-29
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はじめに

このレッスンでは、Viedocから出力されたExcelファイル内でのコーディング情報の構成について解説します。

出力ファイルにコーディングの情報を含めるには、データ出力画面の含ませる項目コーディングを選択する必要があります。

データ出力全体に関する詳細は、データを出力するを参照ください。


Excelでのコーディング情報

コーディングのExcel出力ファイルには、辞書ごとに1つのシートがあります。コーディングされた値のみが出力に含まれます。

列には、次の表にリストされているように、コーディングされた項目に関する情報が入り、その後にコーディング固有の情報が続きます。

列名 説明
項目を識別する列
Site sequence number 試験内で施設をグローバルに識別するカウンター
Site name Viedoc Adminで設定された施設名
Site code Viedoc Adminで設定された施設コード
Subject sequence number 施設内の患者を識別するカウンター
Subject Id Viedoc Designerで構成された形式の患者ID。患者IDは、患者カード、患者詳細画面などのViedocクリニックに表示される患者ID
Event sequence number 同じ患者のイベントのシーケンスの中でイベントを識別するカウンター
Event Id 試験デザイン(Viedoc Designer)で設定されたイベントID
Event name 試験デザイン(Viedoc Designer)で設定され、Viedoc Clinicに表示されるイベント名
Event date イベントが実施されたときにViedocクリニックで設定されたイベントの日付
Activity Id 試験デザイン(Viedoc Designer)で設定されたアクティビティID
Activity name 試験デザイン(Viedoc Designer)で設定され、Viedoc Clinicに表示されるアクティビティ名
Form Id 試験デザイン(Viedoc Designer)で設定されたフォームID
Form name 試験デザイン(Viedoc Designer)で設定され、Viedoc Clinicに表示されるフォーム名
Form sequence number

各アクティビティ内のそれぞれのフォームのインスタンスを識別するカウンター。主に繰り返しフォームに使用されます。

繰り返しフォームでない場合は「1」となります。フォームをリセットして再度保存すると、新しいフォームの通し番号は「2」になります。

フォームの通し番号は、リセットまたは開始のたびに1つ増加します。

Item Id 試験デザイン(Viedoc Designer)で設定された項目ID
Item Name 試験デザイン(Viedoc Designer)で設定され、Viedoc Clinicに表示される項目名
Subject form sequence number 患者レベルで特定のフォームのインスタンスを一意に識別するカウンター。つまり、1 から始まり、その患者に対してフォームの新しいインスタンスが作成されるたびに増加します。
Origin Subject form sequence number コピーされたフォーム インスタンスの場合、最初にデータがコピーされたフォーム インスタンスを識別します。 フォームの最初のインスタンス (つまり、コピーされていない) では、SubjectFormSeqNo の値を取得します。
Source Subject form sequence number コピーされたフォーム インスタンスの場合、コピーされたフォーム インスタンスのソース (データのコピー元のフォーム インスタンス) を識別するカウンター。 フォーム インスタンスのコピー元の SubjectFormSeqNo の値を取得します。 フォームの最初のインスタンス (コピーされていない) は空 (null) です。
Item Id

Viedoc Designerで試験デザインの項目に設定されたIDです。

Item Name Viedoc Designerで試験デザインの項目に設定され、Viedoc Clinic に表示される項目名です。
コーディング特有の情報
Term コーディングされた用語
Dictionary instance 辞書のアップロード時にViedoc Adminで設定された、辞書のインスタンスについての説明
Coding scope description Viedoc Designerで定義されているコーディング範囲の説明
Coding scope level Viedoc Designerで定義されているコーディング範囲のレベル。次のいずれかになります。
  • イベント
  • アクティビティ
  • フォーム
  • 項目グループ
  • 項目
Code sequence number 複数のコードが付いている値のコードを識別するカウンター
Approved by user 項目を承認したユーザーの名前とID
Approved on date (UTC) 項目が承認された日時(UTC)
辞書特有の情報

WHODrug:

  • DrugCode
  • DrugName
  • NameSpecifier
  • OldForm
  • Ingredients
  • ATCCodes
  • CountryCode
  • CountryName
  • MAH (MAH)
  • PharmForm
  • Strength
  • MedProdId
  • Generic

MedDRA:

  • soc_code
  • soc_name
  • soc_abbrev
  • hlgt_code
  • hlgt_name
  • hlt_code
  • hlt_name
  • pt_code
  • pt_name
  • pt_soc_code

DDDのないATC:

  • L1code
  • L1name
  • L2code
  • L2name
  • L3code
  • L3name
  • L4code
  • L4name

IDF:

  • L1 薬剤コード
  • L1 薬剤名
  • L1 薬剤名カナ
  • L2 薬剤コード
  • L2 薬剤名
  • L2 薬剤名カナ
  • L3 薬剤コード
Interpretation 適用されたコーディング値のメディカルコーダーの解釈
Coded by user コーディングを実行したユーザーの名前とユーザーID(括弧内に表示)
Coded on date (UTC) コーディングが実行された日時
Version 辞書のバージョン
辞書特有

WHODrug:

  • PreferredCode
  • PreferredName

MedDRA:

  • llt_code
  • llt_name
  • llt_currency

DDDのないATC:

  • L5Code
  • L5Name

IDF:

  • L3 薬剤名
  • L3 薬剤名カナ
  • L4 薬剤コード
  • L4 薬剤名
  • L4 薬剤名カナ
  • L5 薬剤コード
  • L5 薬剤名
  • L5 薬剤名カナ
  • L5 一般名
  • L5 一般名カナ
  • L5 使用区分1
  • L5 使用区分2
  • L5 基準名コード
  • L5 メーカーコード
  • L5 メーカーの略称
  • L5 剤形コード
  • L5 薬剤コード区分1
  • L5 メンテ年月
  • L6 薬剤コード
  • L6 薬剤名
  • L6 薬剤名カナ
  • L6 一般名
  • L6 一般名カナ
  • L6 使用区分1
  • L6 使用区分2
  • L6 基準名コード
  • L6 メーカーコード
  • L6 メーカーの略称
  • L6 剤形コード
  • L6 薬剤コード区分1
  • L6 メンテ年月

事例 - Excel出力ファイルにおけるWHODrug

このセクションでは、WHODrug Dictionaryを使用してコーディングされたデータがExcel出力でどのように見えるのかを例示します。

Viedoc Clinicでコードを適用する時に選択する詳細レベルに基づいた、2つの異なる使用例を示します。

1. 薬物 (デフォルト)

2. 優先

薬物を選択した場合

以下の画像では、Viedoc Clinicでコードを適用するときに薬物が選択されている場合、コーディングされたデータがエクスポート出力でどのように見えるかを示しています。

薬物が選択されている場合、画像に示されているように、優先コード優先名も出力の最後の列に表示されます。

優先名を選択した場合

以下の画像では、Viedoc Clinicでコードを適用するときに優先名が選択されている場合、コーディングされたデータがエクスポート出力でどのように見えるかを示しています。

優先名が選択され、コードが適用された後、コーディングされたそれぞれの項目に対して、優先名の値がViedoc Clinicとエクスポートされた出力両方の、薬物優先のフィールドに入ります。