PDFエクスポート
はじめに
出力形式としてPDFを選択する場合、次のオプションがあります。
- 削除された患者 / イベント / フォームを除外 - チェックを入れた場合、削除された患者、イベント、およびフォームはPDF出力から除外されます。
- PDF/Aを作成 - チェックを入れた場合、PDF出力は(PDF/A)に準拠した形式になります。PDF / Aは、電子文書の長期保存を目的として、標準化された形式です。
- フォントを埋め込む(サブセットなし)- チェックを入れた場合、これにより完全なフォント(サブセットだけでなく)がアーカイブに強制的に埋め込まれ、PDFファイルに埋め込まれるすべてのフォントのサブセットは、完全に埋め込まれるフォントに置き換えられます。
注意!これにより、ファイルサイズが大幅に増加することにご注意ください。 - FDA申請フォーマット(eCTD) - チェックを入れた場合、PDF出力は、the Food and Drug Administration (FDA)によって指定されたTechnical Document(eCTD) 形式に従って構成されます。eCTD形式では、CRFが2回リストされ、イベントとワークフロー、ならびにドメインで順序付けられる構成となります。
- 注意! デモモードでは、パフォーマンス向上のためPDF アーカイブの患者数を制限しています。患者カードが作成された日付に従って、最も新しく追加された患者が含まれます。
次のようなメッセージが表示されます: このモードではPDF アーカイブは [X] 件のサンプルに制限されています。
出力ファイル
実行されるPDF出力ごとに1つのzipファイルがダウンロードされます。
- 施設ごとに個別のPDFファイルが生成され、PDFはすべてzipファイルにアーカイブされます。PDFファイル名には、Viedoc Adminの施設設定で設定された施設コードと施設名が反映されます。
- FDA申請フォーマット(eCTD)の場合、施設ごとに1つのフォルダーがあり、各フォルダーに各患者に対する個別のPDFファイルが含まれます(ファイル名は患者IDと同じです)。
PDFファイルの構成と内容
ファイルの構成は次の通りです。
1. 最初のページに試験の概要
2. 施設のサマリーページ
3. それぞれの施設の各患者に対する、個別のサブセクション
4. 各患者のイベントごとに1つのサブセクション
5. 各イベントのアクティビティごとに1つのサブセクション
6. 各アクティビティのフォームごとに1つのサブセクション。 フォームPDFの最新バージョンがここに含まれます。データの入力と変更の監査証跡とフォームの履歴セクションをご参照ください。
Viedocにおける署名の意味は最後のページに含まれます。
注意! 施設のフォーム数が1000を超える場合、システムはアーカイブを被験者ごとに1つのPDFファイルに分割し、ZIPファイルに格納します。
最初のページ
以下の画像と説明の通り、最初のページには短いサマリーが記載されます。
1. Viedoc Adminの試験設定で設定された試験のロゴ画像(ある場合)
2. Viedoc Adminの試験設定で設定された試験名
3. Viedoc Designerで設定された試験の説明
4. 以下の日付:
- 試験で最初に追加された患者(FPA)
- 試験で最後に追加された患者(LPA)
5. 施設の数:
- 対象のアーカイブ内 - 出力に含めるように選択された施設の数
- 試験での合計 - 試験内の施設の総数
6. 患者の数:
- 対象のアーカイブ内 - 出力に含めるように選択された患者の数
- 試験での合計 - 試験内の患者の総数
施設のサマリーページ
施設のサマリーページには、以下の画像と説明の通り、施設の概要が表示されます
1. Viedoc Adminで設定された試験名
2. Viedoc Adminで設定された施設名
3. Viedoc Adminで設定された施設コード
4. Viedoc Adminで設定された、それぞれの施設の国
5. Viedoc Adminで設定された施設のタイムゾーン
6. 施設のタイムゾーンで、施設に最初の患者が追加された日付(FPA)
7. 施設のタイムゾーンで、施設に最後に患者が追加された日付(LPA)
8. 出力に含める施設の患者の数/施設内の患者の総数(削除された患者/イベント/書式を除外するがチェックされている場合、この数から削除された患者数は除外されます)。
施設のサマリーページに続いて、各施設の出力に含まれる患者情報のリストと、患者IDおよび対応するページが記載されます。 次のトピックで解説する通り、その後に患者ごとの個別のサブセクションが続きます。
患者のサマリーページ
1. Viedoc Adminで設定された試験名と施設名
2. Viedoc Designerで設定された形式の患者ID
3. 患者が追加された日時
4. 入力されたフォームの数/その患者のフォームの総数
5. 各患者のデータ、イベントステータス、および各イベントに関連するデータが含まれているページの番号を含む、すべてのイベントの内容の一覧。
イベントのサマリーページ
イベントのサマリーページには、次の情報が記載されます。
1. Viedoc Adminで設定された試験名と施設名
2. Viedoc Designerで設定された形式の患者ID、およびイベント名と実施日
3. 次の情報を提供する内容の一覧。予定されているイベントおよび予定外のイベントについては、それぞれのイベント内の全てのフォームを網羅したリストが含まれます。
- フォーム名 (4)
- ステータス (5) - フォームが施設によって署名されたかどうかに従って、次のいずれかとなります:
- 署名待ち
- 署名済み - 署名したユーザーの名前と(施設のタイムゾーンに基づく)タイムスタンプを記載
- それぞれのフォームが記載されるページ番号 (6)
随時観察イベントには、各エントリーに対して個別のイベントサマリーページがあります。
フォームごとに、フォームの履歴のPDFファイルと同じ形式のフォームPDFが含まれます。 詳細は、データの入力と変更のフォームの履歴のPDFを参照してください。
The sort order of the forms
PDF内フォームは、以下の特徴によって分類されています。
- 患者キー、昇順
- イベントタイプ(規定イベント、予定外イベント、随時観察イベント)
- 日付 - アクティビティの最初にフォームが保存された日付
- 試験デザインに従ったフォームの並び順
次の例は並び順を説明したものです。
試験デザインが以下のようなものだとします。
イベントE01を見ると、すべてのフォームが同じアクティビティ(E01)に属していますので、PDF でのフォームの並び順は常に次のようになります。
- Form A
- Form B
- Form C
イベントE02では、アクティビティが3つ(A01, A02, A03) あります。
例として、まずA02アクティビティのいずれかのフォームが最初に保存され、次にA01アクティビティのいずれかのフォームが保存され、その後A03アクティビティのいずれかのフォームが保存された場合、PDFでのフォームの並び順は次のようになります。
- A02のすべてのフォーム
- A01のすべてのフォーム
- A03のすべてのフォーム
イベントE02の具体的なフォームの並び順は次のようになります。
- Form C
- Form D
- Form A
- Form B
- Form E