ユーザーを管理する
このレッスンでは、Viedoc がサポートしているロールの種類、ユーザーにロールを割り当てる方法、試験にアクセスできるユーザーとそれらのユーザーの詳細を閲覧できる箇所について説明します。このレッスンの内容はスタディマネージャー(STM)およびサイトマネージャー(SIM)を対象としています。
はじめに
署名に関する重要な情報
サイトマネージャーの協力の下、スタディマネージャーは全Viedocユーザーが、システムで作成する全ての電子署名は従来の手書き署名と法的拘束力が同等であることを意図したものであるとの説明を受け、その旨を保証してもらう必要があります。
Viedocにおける署名の目的・意味は常に、FDA 21 CFR part 11のSection.11.50で言及されている「責任」にあたるものです。従って、署名者は入力されたデータに対する責任を認識していると見なされます。Viedocでは、署名された内容、署名者、署名日時について記録します。
http://help.viedoc.net/l/1648/Viedocのロールについて
2種類のロール
Viedocでは、2種類のロールをサポートしています。
- システムロールはシステムで事前に定義されるロールで、Viedoc AdminまたはViedoc Designer へアクセスすることができます。詳細は、システムロールを参照してください。
- クリニックロールは、試験特有のロールで、Viedoc Clinicへアクセスすることができます。詳細は、クリニックロールを参照してください。
組織管理者がスタディマネージャーを招待します。スタディマネージャーは、ユーザーをシステムロールとクリニックロールに割り当てることができます。スタディマネージャーは、クリニックロールの管理をサイトマネージャーに委任することもできます。
システムロール
システムロールはViedocで事前に定義されており、試験ごとに変更することはできません。システムロールはViedoc AdminまたはViedoc Designerの様々な機能にアクセスすることができます。
次のシステムロールを使用することができます。
ロール | 説明 |
---|---|
組織管理者 |
組織管理者は、組織内のすべてのプロジェクトを担当します。組織管理者がプロジェクトを開始し、Viedoc Adminですべてのプロジェクトに対してスタディマネージャーを割り当てます。 |
スタディマネージャー |
スタディマネージャーはViedoc Adminでユーザーにロールを割り当て、試験に施設を追加し、施設に試験デザインを適用します。一般的に、治験におけるViedoc のスタディマネージャーのロールはプロジェクトマネージャーに割り当てられます。 |
デザイナー |
デザイナーはViedoc Designerで試験を構築します。 |
サイトマネージャー |
サイトマネージャーはスタディマネージャーによって任命されます。Viedoc Adminを使用して、施設ユーザーにクリニックロールを割り当てます。一般的に、治験におけるViedoc のサイトマネージャーのロールはCRAに割り当てられます。 |
非盲検統計学者 | 非盲検統計学者は、Viedoc Adminで割付表を管理します。ランダム化試験において、割付表にアクセスし、管理することができるユーザーを制御する必要がある場合にのみ、このロールが使用されます。 |
辞書管理者 |
辞書管理者はコーディング用の辞書をアップロードします。 |
基準値データソース管理者 |
基準値データソース管理者は、試験レベルで基準値データソースを管理します。基準値データソース管理者は施設レベルでのデータソースの管理をサイトマネージャーに委任することもできます。 |
API管理者 | API管理者はAPI設定にアクセスし、APIの設定を行います。API設定の詳細な手順はViedoc 4 Public API Documentationに記載されています。Viedoc 担当者にドキュメントの提供を依頼してください。 |
eTMF管理者 | eTMF管理者は、Viedoc Admin で eTMF を管理します。eTMFマネージャーはViedoc ClinicのロールをeTMFのロールにマッピングします。また、eTMFマネージャーは、Viedoc eTMFのeTMF構造を管理する権限を持ちます。 |
デザインインパクトアナリスト | デザインインパクトアナリストはViedoc Adminで改訂の影響分析を実行できます。この権限を持つユーザは、改訂を適用する前に、新しいデザインの改訂が既存のフォームに与える影響を確認できます。 注意!このロールを持つユーザーを招待する前に、デザイン改訂インパクトアナリシスを読んで、デザインインパクトレポートによって、盲検情報を解除してしまう場合について確認することをお勧めします。 |
1つの組織に対して複数の組織管理者を設定することができ、1つの試験に対して複数のスタディマネージャー、デザイナー、非盲検統計学者、辞書管理者、基準値データソース管理者およびAPI管理者を設定することができます。また、1つの施設に複数のサイトマネージャーを割り当てることもできます。
クリニックロール
クリニックロール、およびクリニックロールに属する権限は、Viedoc Designerの試験デザインで設定することができます。クリニックロールは試験特有のロールで、Viedoc Clinicへのアクセスを提供します。クリニックロールはスタディマネージャーまたはサイトマネージャーによって、施設ユーザーに割り当てられます。各試験で使用するクリニックロールの数に制限はありません。
クリニックロールの例:
- 医師
- 治験看護師
- 治験コーディネーター
- データマネージャー
- コーダー
試験ユーザーについて
組織/試験/施設ユーザーの概要
1. ユーザーページ。このページには、組織内の試験のロールに割り当てられているユーザーのリストが表示されます。
2. 試験担当者ウィンドウ。このウィンドウには、試験のシステムロールに割り当てられているすべてのユーザーのリストが表示されます。
3. 施設設定ウィンドウの施設ユーザーのタブ。このタブには、特定の施設内のクリニックロールに割り当てられているすべてのユーザーのリストが表示されます。
注意!3つのユーザーリストにはすべて、ご自身が管理権限(招待または削除)を持っているユーザーとロールのみが表示されます。ご自身がスタディマネージャーの場合は、組織管理者も閲覧できます。サイトマネージャーの場合は、スタディマネージャーも閲覧できます。ただし、どちらの場合も、ユーザーをこれらのロールに招待したり、これらのロールをユーザーから削除したりすることはできません。
ユーザー
ユーザーページには、組織内のすべてのユーザーの一覧が表示され、次の情報を閲覧することができます。
- ユーザーの名前
- ユーザーID(ユーザーネームの後の括弧内)
- メールアドレス
- ユーザーがアクセスできる試験および施設
- ユーザーに割り当てられたロール
- Viedocユーザーのスキルレベル (Viedocスキルレベルを参照ください)
- ユーザーステータス (ユーザーステータスを参照ください)
招待が保留中または拒否された場合およびロールが削除されたためにユーザーに対して承認済みのロールがない場合は、ユーザーのメールアドレスのみが表示され、他のすべてのフィールドは空のままになります。
このページでは、以下のことが可能です(画像を参照ください):
1. 検索フィールドにユーザーの名前またはメールアドレスを入力して、組織内のすべてのユーザーの中から特定のユーザーを検索する。
2. ユーザーリストを名前、ステータスまたは作成日で並べ替える。
3. グループ化フィールドで試験を選択し、ユーザーのリストをグループ化する。
4. 組織ユーザーを招待する(組織管理者のみ実行可能)。
試験担当者
試験担当者ウィンドウには、試験内でシステムロールに割り当てられているすべてのユーザーの一覧が表示され、次の情報が閲覧できます。
- ユーザーの名前
- ユーザーID(ユーザーネームの後の括弧内)
- メールアドレス
- ユーザーに割り当てられたロール
- ユーザーがそのロールに招待された日時(招待がまだ保留中の場合)、またはそのロールにアクセス可能になった日時(招待が承諾された場合)*
- Viedocユーザーのスキルレベル(Viedocスキルレベルを参照ください)
- ユーザーのステータス (ユーザーステータスを参照ください)
*ユーザーが複数のロールに割り当てられている場合、対象施設へのアクセスを許可した最初のロールに対して招待または招待が承諾された日付と時刻が表示されます。
ユーザーは名前、ロール、招待(または招待承諾)の日付およびステータスで並び替えることができます。ユーザーを並べ替えるには、列のヘッダーをクリックするか、列のヘッダーの右側にある矢印をクリックします。ユーザーは昇順または降順で並べ替えることができます。
施設ユーザー
施設設定ウィンドウの施設ユーザータブでは、対象施設へアクセス可能なクリニックロールを持っているすべてのユーザーが表示され、次の情報が閲覧できます。
- ユーザーの名前
- ユーザーID(ユーザーネームの後の括弧内)、
- メールアドレス
- ユーザーに割り当てられたロール
- ユーザーがそのロールに招待された日時(招待がまだ保留中の場合)またはそのロールにアクセス可能になった日時(招待が承諾された場合)*
- Viedocユーザーのスキルレベル(Viedocスキルレベルを参照ください)
- ユーザーステータス(ユーザーステータスを参照ください)
*ユーザーが複数のロールに割り当てられている場合、対象施設へのアクセスを許可した最初のロールに対して招待または招待が承諾された日付と時刻が表示されます。
ユーザーは名前、ロール、招待(または招待承諾)の日付およびステータスで並び替えることができます。ユーザーを並べ替えるには、列のヘッダーをクリックするか、列のヘッダーの右側にある矢印をクリックします。ユーザーは昇順または降順で並べ替えることができます。
Viedocスキルレベル
Viedocスキルレベルは、ユーザーによるログイン回数に基づいたViedoc使用経験値の指標です。
スキルレベル | アイコン | ログイン回数 |
---|---|---|
ルーキー |
20回以下 | |
セミプロ |
21~100回 | |
プロ |
101~1000回 | |
レジェンド |
1001回以上 |
ユーザーステータス
ユーザーの状態はステータス列に表示されます。
ステータス |
アイコン |
状態 |
オンライン |
ユーザーは現在Viedocにログインしており、保留中の招待はありません。 |
|
オフライン |
ユーザーは現在Viedoc にログインしておらず、保留中の招待はありません。 |
|
未確定 |
このユーザーには保留中のロールへの招待が少なくとも1件あります。ユーザーがその他のロールへの招待を承諾していた場合でも、クエスチョンマークが表示されます。 |
|
保留中の認証 |
このユーザーには必須ドキュメントが割り当てられていますが、「読んで理解した」が確認されていません。 |
|
リジェクト |
このユーザーはすべてのロールへの招待を拒否しており、試験にアクセスしたことがありません。 |
|
ロックアウト |
このユーザーはViedoc からロックアウトされています(間違ったパスワードを3回続けて入力)。 |
|
削除 |
このユーザーは過去に試験のロールを持っていましたが、現在残っているロールはありません。 |
ユーザーページ(ユーザーを参照)には、以下が適用されます。
試験ごとにユーザーがグループ化されていない場合、ユーザーのステータスシンボルにはご自身がアクセス権限を持っているすべての試験での全体的なステータスが反映されます。つまり、対象のユーザーに対していずれかの試験で保留中の招待が1つある場合、ステータスは未確定となり、赤いクエスチョンマークが表示されます。ユーザーが試験ごとにグループ化されている場合、ステータスシンボルは試験ごとのステータスを反映します。つまり、1つの試験でのユーザーステータスは未確定となり、別の試験ではログイン中になるケースがあります。
ユーザー設定
特定のユーザーに関する詳細を表示するには、先述のユーザーリストのいずれかで、対象ユーザーの名前の右側にあるツールボックスアイコンをクリックします。次に、ユーザー設定ウィンドウが開きます。
ユーザー設定ウィンドウには、ユーザーの名前とメールアドレス、ユーザーID(括弧内)、ステータスおよびスキルレベルが表示されます。また、次のアクションを実行することができます。
1. 詳細タブでは、ユーザーの名前と連絡先の詳細を閲覧することができます。
2. 試験とロールタブでは、そのユーザーがロールの招待を受け、承諾した日時と、アクセス可能なすべてのロールとサイトのリストを閲覧することができます。ロールは試験ごとにグループ化されています。ロールの横にあるごみ箱アイコンをクリックすると、ロールを削除することができます。
3. ログイン履歴のタブで、日付と時刻、IPアドレス、および使用されたブラウザを含めた、ユーザーのログインリストを閲覧することができます。表示数は最新のログイン100回までに制限されています。
4. ユーザーがパスワードと秘密の質問への回答の両方を忘れた場合は、パスワードのリセットタブで、そのユーザーのパスワードをリセットすることができます。新しいパスワードを作成するためのリンクが記載された通知がViedocからユーザーに送信されま。
5. コミュニケーションログタブでは、ユーザーの最新20件のコミュニケーションログを表示されます。さらに、試験ユーザーへの電子メールやSMSによるコミュニケーション情報を含む、特定のユーザーの完全なコミュニケーションログをExcelファイルでダウンロードすることができます。Viedoc Adminのユーザー設定へのアクセス権限(スタディ/サイトマネージャ)を持つすべてのユーザーがコミュニケーションログにアクセスできます。
注意! Viedoc 4.70リリース以前の電子メールおよびSMSのコミュニケーションログ情報も得られますが、4.70 リリース以降のバージョンと同等の詳細な情報は提供されません。
http://help.viedoc.net/l/e5eb09/ユーザーレポート
各試験の、アクセスできる施設の全ユーザーとロールに関する情報が記載されたユーザーログをPDFおよびExcel形式でダウンロードできます。手順はユーザーログをダウンロードするから参照してください。
注意!ユーザーログに記載されるのは本番運用施設および本番運用施設のロールとユーザーのみとなります。
以下の通り、ご自身のシステムロールによってレポートの内容が異なります。
ご自身のシステムロール | レポートに含まれる内容 |
---|---|
組織管理者 |
API管理者、辞書管理者、非盲検統計学者、基準値データソース管理者、eTMF管理者 |
スタディマネージャー |
API管理者、辞書管理者、非盲検統計学者、基準値データソース管理者、eTMF管理者のシステムロールおよび試験内のすべての施設と施設ユーザー |
サイトマネージャー |
API管理者、辞書管理者、非盲検統計学者および基準値データソース管理者、eTMF管理者のシステムロール、およびご自身がアクセスできるすべての施設とそれらの施設のユーザー。 |
ユーザーとロールのログ(PDF形式)
ユーザーとロールのログ(PDF形式)には、ご自身がアクセスできる施設の全ユーザーとロールに関する情報が、以下のようにまとめられています。
- まとめ - 施設毎にまとめられた、有効/無効ロール、アクティブ/アクティビティがないユーザー、およびデータ貢献者の概要を、施設ごとに1つのセクションにまとめています。
- 有効ロールとは、ある施設に対して、すべてのアクティブなユーザーが現在持っている明確なロールのことです。
- 無効ロールとは、以前に割り当てられたが、現在アクティブなユーザーがいないロールです。
- アクティブユーザーとは、少なくとも1つの有効ロールを持つユーザーです。
- アクティビティがないユーザーとは、ある施設で少なくとも1つのロールを持っていたが、その施設のすべてのロールが取り消されたユーザーのことである。
- ロール - 施設毎のロールの権限と履歴
- 施設毎のユーザー履歴 - 施設毎のユーザー履歴とユーザーアクティビティ
- ユーザーアカウント履歴 - ログの上記セクションに記載されているユーザーのすべてのユーザーアカウントの変更履歴を、ユーザーごとにグループ化したリスト(ユーザーIDで識別)
ユーザー管理ログ(エクセル形式)
ユーザー管理ログには以下が含まれています。※英語表記となっています。
- Report Info - ログがいつ、誰によって生成されたかという一般的な情報と、試験ステータスに関するいくつかの情報です。以下の詳細情報が含まれます
- 組織名
- 試験名
- 本番試験 GUID
- デモ試験 GUID
- PMS 試験の場合:スポンサー側の本番試験 GUID
- PMS 試験の場合:スポンサー側のデモ試験 GUID
- User Access Log - 施設とロールごとに1行で表示される、ユーザーアクセスに関する詳細情報の一覧です。クリニックのロールおよびシステムのロールも含まれています。このシートの一部の列については、以下でさらに説明します。
- Site Group - ユーザーが施設グループの招待によってサイトへのアクセスを許可された場合に表示されます。設定可能な値は、Training sites、Countries、All sitesです。
- 2FA - 2段階認証のレベルを表示します。設定可能な値は、Study level、Acount level、No two-factor authentication enabledです。
- Latest system login date/time - 各ユーザーの最新のログインに関する情報です。
- Certified - ユーザーがロールに対して認定されているかを示します。可能な値はYes、No、または必須のトレーニングセクションがないロールの場合は空白セルです。
- ユーザーがロールに関連する認定に署名している場合、列には「Certified: Yes」と表示されます。
- ユーザーが「Read & Understood(読み、理解しました)」を選択したが、関連する認定に署名していない場合、列には「Certified: No」と表示されます。
- User type -これにより、ユーザーがシステムにログインできるエンドユーザーか、ロールを使ってAPIにアクセスできるWeb APIクライアントかを示します。
- Latest system login date/time -エンドユーザーのみの最新ログイン情報です。APIクライアントユーザーのログイン情報は含まれません。
- Certification Log - ユーザーごとの認証のリストです。リリース4.65以前に実施された認証には、その認証がどのロールに適用されるかについての情報がありません。つまり、列Certified With Rolesのセルは空です。
- Summary - 国、施設コード、施設名、アクティブ/非アクティブユーザー数、最後にアクセスが変更された日時などの情報を含む、施設ごとのユーザーの概要。
- Account Settings Log - すべてのユーザーアカウントの設定変更のリストを、ユーザーID、変更ログ、ユーザー名、日付/時間で表示します。
コミュニケーションログ (Excel形式)
2種類のコミュニケーションログがあります。1つはユーザーに固有の情報を含むもので、もう一つは、試験に固有のコミュニケーション情報を含むものです。
注意!
- このコミュにケーションログには、被験者に関するコミュニケーション情報(ViedocMe)は含みません。
- Viedoc 4.70リリース以前の電子メールおよびSMSのコミュニケーションログ情報も得られますが、バージョン4.70以降のバージョンと同様の詳細な情報は提供されません。
ユーザー固有情報
ユーザー固有のコミュにケーションログは、試験ユーザへの電子メールおよびSMSによるコミュニケーションの情報を含みます。
。Viedoc Adminのユーザー設定へのアクセス権限(スタディ/サイトマネージャ)を持つすべてのユーザーがユーザーに固有のコミュニケーションログにアクセスできます。コミュニケーションログには以下のタブが含まれます。
- 日時
- メッセージタイプ
- ステータス - 注意 ! ステータス・ラベルはSuccessまたはFailedで、SuccessはViedocからのメッセージ送信が成功したことを意味し、FailedはViedocからのメッセージ送信に失敗したことを意味します。また、ステータスがSuccessであるにもかかわらず、受信者がメッセージを受け取らなかった場合は、Viedocの外部に問題があることを意味します。このような場合、またはステータスがFailedになった場合は、PS担当者にご連絡ください。
Excelファイルには、User Communication Logsという名前のシートがあり、同じExcelシートにスタディユーザーへのすべての電子メールとテキストメッセージ(SMS)の通信情報が含まれています。
注意! ユーザー設定ウィンドウのコミュニケーションログタブに通信内容が記録されるようにするには、ユーザーはViedocアカウントを有効化し、少なくとも1つの招待をっ承認しなければなりません。
ExcelファイルのUser Communication Logsシートには、ユーザー固有のコミュニケーションに関する情報が含まれています。これは、特定の試験に関係するものでない、Viedocでのユーザーの活動です。
- パスワードのリセット
- 認証と通知(電話番号/メールアドレスの変更)
- 2FA (電子メール/SMS)
ファイル名の形式は UserCommunicationLog-UserID-YYYYMMDDhhmmss. (UTCを使用)です。
すべてのログは、同じExcelシートに含まれています。Excelシートには以下の列があります。
列 | 説明 |
---|---|
Message ID | GUID:メッセージ固有の識別子 |
Type of Communication | SMS/電子メール |
Datetime (UTC) | コミュニケーション日時 |
Message Type |
コミュニケーションが関係する処理:
|
To | メッセージが送られた電子メールアドレス。SMSの場合は空です。 |
Status | Success/Failed。メッセ―ジの送信が成功したか失敗したかを示します。 |
Provider | プロバイダ名 - メッセージの送信に使用されたプロバイダの名前です。トラブルシューティングに使用されます。 |
試験固有情報
Viedoc Admin の ユーザー ページで、試験でグループ化します。ユーザーログプルダウンメニュからユーザーコミュニケーションログを選択することで、以下にリストされた情報を含む UserCommunicationLog ファイルをダウンロードできます。
このログには、試験に固有のコミュニケーション情報が記載され、以下のメッセージに関連する電子メールに関する情報のみ含まれます。
- アラート
- 試験内の特定のロールへの招待
- 各種通知 (試験へのアクセス削除等)
Excelファイルには、Study Communication Logsという名前のシートがあります。
ファイル名のフォーマット: UserCommunicationLog-YYYYMMDDhhmmss(UTCを使用)
エクセルシートには以下の列があります。
列 | 説明 |
---|---|
Message ID | GUID:メッセージ固有の識別子 |
Communication Type | Email: 電子メール |
Date time (UTC) | コミュニケーション日時(UTC) |
Message Type |
コミュニケーションが関連するアクション:
|
Site Type | Training/Production (招待、招待の拒否 メッセージでは、空白になります。) |
To | 送信先電子メールアドレス( SMS メッセージの場合は空白になります。) |
CC | コピー送信先のメールアドレス |
BCC | ブラインドコピーの送信先の電子メールアドレス |
Status | Success/Failed :メッセ―ジの送信が成功したか失敗したかを示します。 |
Provider | プロバイダ名 - 電子メールの送信に使用されたプロバイダの名前です。トラブルシューティングに使用されます。 |
注意!
- このログは、パスワードのリセットや2ファクタ認証などの、ユーザーに固有の情報は含みません。
- このログはViedoc Admin でのみ入手可能です。
システム施設グループ
スタディマネージャーはユーザーに個々の施設、または一連の施設へのアクセスを与えることができます。これらの一連の施設はシステム施設グループと呼ばれ、施設が試験に追加されると自動的にシステムによって作成されます。システムによって作成されるシステム施設グループは以下の通りです。
- 全ての施設:試験対象のすべての施設
- 本番環境の全ての施設:本番モードとトレーニングモードの両方が存在する施設を含む、試験対象のすべての本番運用施設
- 国特有: 試験対象の特定の国(例:スウェーデン)における、すべての本番環境の施設(本番モードとトレーニングモードの両方が存在する施設を含む)
システム施設グループにユーザーを招待すると、そのグループに後から追加されるすべての施設を含め、ユーザーは自動的にそのグループ内のすべての施設へ即時アクセスできるようになります。たとえば、ユーザーを「ハンガリー」の国に招待すると、そのユーザーはハンガリー国内のすべての施設へのアクセス権限を取得します。同様に、システム施設グループに招待されたユーザーは、ある施設がそのグループから削除されると、その施設へのアクセスを自動的に失います。システム施設グループの詳細については、eラーニングの試験施設を管理するのセクションを参照してください。
http://help.viedoc.net/l/81e4bd/スタディマネージャーのためのステップ・バイ・ステップガイド
ユーザーをシステムロールやクリニックロールに割り当てる
ユーザーをシステムロールに招待できるのはスタディマネージャーのみです。また、スタディマネージャーはユーザーをクリニックロールに招待することや、クリニックロール(の一部)の管理をサイトマネージャーに委任することもできます。手順については、ユーザー管理をサイトマネージャーに委任するを参照してください。一旦クリニックロールの管理がサイトマネージャーに委任されると、スタディマネージャーはクリニックロールにユーザーを招待できなくなります。
ユーザーが複数の施設へのアクセスを必要とする場合、ユーザーを招待する最も簡単な方法は、試験担当者ウィンドウ(このセクションで説明)を使用することです。ユーザーが1つの施設のみへのアクセスを必要としている場合は、その施設の施設設定ウィンドウからユーザーを招待することもできます(手順については、ユーザーをクリニックロールに割り当てるを参照してください)。
ユーザーを招待するには、以下の手順に従ってください。
1 | Viedoc Adminで、招待したい対象の試験を開きます。 |
2 | 試験担当者フィールドのツールボックスアイコンをクリックします。 試験担当者のポップアップが開きます。 |
3 | 試験ユーザーの追加のタブで、招待するユーザーのメールアドレスを入力します。次へをクリックします。 ヒント!このフィールドに複数のメールアドレスを追加することにより、一度に複数のユーザーを招待することができます。メールアドレスはセミコロンまたはカンマで区切ります。 |
4 |
+ アイコンをクリックすると、複数のロールを追加できます。新しく追加されたロールは、- アイコンをクリックすると削除できます。 注意!クリニックロールのいずれかがサイトマネージャーに委任されている場合(ユーザー管理をサイトマネージャーに委任するを参照)、委任されたロールはドロップダウンリストに表示されません。 |
5 |
施設マネージャーのロールまたはクリニックロールを選択した場合、ユーザーにアクセス権限を付与したい対象のシステム施設グループまたは個々の施設を選択します。システム施設グループを選択するには、グループの名前(太字で表示)をクリックします。1つの施設だけ選択する場合は、施設の名前をクリックします。
|
7 | 招待状を送信をクリックします。 指定したメールアドレスに招待メールが送信されます。 |
招待状を再送する
保留中の状態にあるロールに対して、ユーザーを再度招待することができます。つまり、そのロールのユーザーに招待メールを再送することが可能です。
招待状を再送するには:
1 | ユーザーページで、再度招待するユーザーまでスクロールします。ユーザーの名前の横にあるツールボックスのアイコンをクリックしてください: ユーザー設定のポップアップが開きます。 |
2 | ユーザー設定のポップアップで、保留中のロールに対する招待状の再送アイコンをクリックしてください: 新しい招待メールが送信されます:
|
ロールへのアクセスを削除する
ユーザーのロールに対するアクセスを削除することができます。この操作はスタディマネージャーによってのみ実行可能です。スタディマネージャーがクリニックロールの管理をサイトマネージャーに委任している場合、サイトマネージャーのみがこれらのロールと施設へのアクセスを削除できます。
ユーザーのアクセスを削除するには、次の手順に従ってください。
1 | ユーザーページで、アクセスを削除するユーザーまでスクロールします。ユーザーの名前の右側にあるツールボックスアイコンをクリックします。
|
2 |
試験とロールのタブで、アクセスを削除する必要のある試験、施設およびロールまでスクロールし、ごみ箱アイコンをクリックします。
|
3 |
アクセスの削除を確定する場合は、削除をクリックします。キャンセルする場合は、キャンセルをクリックします。 |
ユーザーが削除された場合でも、そのユーザーが作成した記録は監査証跡に保存されます。
ユーザーアカウントのロック解除
パスワードを3回以上間違えて入力し、2つ目の予備の電子メールアドレスまたはテキストメッセージが有効な電話番号を持っていない場合は、「パスワードを忘れてしまった場合」リンクを使用できず、アカウントはロックされます。スタディマネージャーまたはサイトマネージャーは、ロックされたアカウントのロックを解除し、ユーザーが認証コードを入力せずにパスワードをリセットできるようにすることができます。
ユーザーアカウントのロックを解除するには、次の手順に従ってください。
1 | ユーザーページで、ロック解除するアカウントのユーザーまでスクロールします。ユーザーの名前の右側にあるツールボックスアイコンをクリックします。 ユーザー設定のポップアップが開きます。 |
2 |
パスワードのリセットタブの、パスワードのリセットをクリックします。
|
ユーザーには、パスワードをリセットするためのリンクが記載されたEメールが送信されます。ユーザーは認証コードを入力することなく、パスワードをリセットすることができます。
注意!ログインページの パスワードを忘れてしまった場合リンクを使用してパスワードをリセットする場合は、認証コードが必要です。認証コードは、ユーザーがテキストメッセージを受信するように設定した電話番号、またはユーザーの予備メールアドレスに送信されます。どちらも設定されていない場合、ユーザはパスワードをリセットするためのリンクを受け取るためにスタディマネージャーに連絡する必要があります。
注意!パスワードをリセットの電子メールに記載されたリンクは12時間のみ有効です。ユーザーが12時間以内にパスワードをリセットしなかった場合、新たに電子メールの送信をリクエストする必要があります。
ユーザー管理をサイトマネージャーに委任する
スタディマネージャーは、クリニックロールの管理をサイトマネージャーに委任することができます。
サイトマネージャーが管理するロールを選択するには、以下の手順に従ってください。
1 | Viedoc Adminで、試験設定をクリックします。 試験設定ウィンドウが開きます。 |
2 | 設定タブのサイトマネージャーが管理するロールのフィールドで、サイトマネージャーが割り当るロールを選択します。 ここで選択できるロールは、試験デザインで定義されているクリニックのロールです。 |
3 | 保存をクリックし、 閉じるをクリックします。 |
注意!これらの設定は、試験に関係するすべての施設およびすべてのサイトマネージャーに適用されます。(一部の)クリニックロールの割り当てがサイトマネージャーに委任されると、これらのクリニックロールはスタディマネージャーによって管理できなくなります。
ユーザーログをダウンロードする
ユーザーログをダウンロードするには、次の手順に従ってください。
1 |
ユーザーページで、ユーザーを試験ごとにグループ化します。 |
2 |
はじめてユーザーログを生成する場合は、PDFの、ユーザーとロールのログファイルの生成またはExcelのユーザー管理ログファイルの生成をクリックします。一度ログが生成されている場合は、最新のバージョンがサーバーに保存され、日付とタイムスタンプが表示されます。リンクをクリックしてダウンロードするか、再生成をクリックして最新版を生成することができます。 注意!ユーザーログは、ログを作成するユーザーが設定した言語で作成されます。よって、過去に作成されたファイルは、そのファイルが現在Viedocで設定されている言語で作成されていた場合にのみダウンロードすることができます。 |
サイトマネージャーのためのステップ・バイ・ステップガイド
ユーザーをクリニックロールに割り当てる
スタディマネージャーがサイトマネージャーにクリニックロール(の一部)の管理を委任している場合は、サイトマネージャーがユーザーをクリニックロールに招待することができます。
ユーザーを特定の施設に招待するには、次の手順に従ってください。
1 | Viedoc Adminで、ユーザーを招待したい施設の右側にあるツールボックスのアイコンをクリックしてください。 施設設定のポップアップが開きます。 |
2 | 試験ユーザーの追加タブで、招待するユーザーのメールアドレスを入力し、次へをクリックします。
|
3 | ユーザーを招待するロールを選択します。 + アイコンをクリックすると、複数のロールを追加できます。新しく追加されたロールは、- アイコンをクリックすると削除できます。 |
4 | 招待状を送信をクリックします。 指定したメールアドレスに招待メールが送信されます。 |
ユーザーを削除する
ユーザーを削除する方法については、こちらをクリックしてください。
ユーザーアカウントのロック解除
ユーザーのロックを解除する方法については、こちらをクリックしてください。