基準値データソースを管理する

このレッスンでは、Viedoc Adminで基準値データソースを管理する方法について説明します。

はじめに

基準値データについて

Viedocでは、基準値データを特定のフォームに自動入力させる機能をサポートしています。基準値データが試験で設定されている場合は、各フォームでそれぞれの患者の基準値を入力する必要がなくなります。

以下に基づいて、フォームに自動入力する、異なる一連の基準値データを設定することができます。

年齢や性別など、基準値データに影響する可能性のある因子
ラボなどの基準値データソース
施設
日付

用語

用語	定義
基準値データソース	基準値データを提供する組織（ラボなど）。
基準値データスコープ	基準値が自動入力される項目とそれらの基準値が依存する因子のマッピング。基準値データスコープはViedoc Designer>グローバル設定から、変数と因子の組み合わせとして設定することができます（以下の定義を参照）。
因子	患者の性別など、基準値データに影響するパラメーター。因子は検査結果の正常範囲に影響する場合があります。
変数	実行する特定の測定項目
日付因子	サンプルが収集された日付、または測定が実行された日付。たとえば、イベント日付が収集または測定日付と同じではないなどの場合、このフィールドが入力される基準値データの基準になる日付を決定します。
ターゲットタイプ	基準値データソースが特定の変数（範囲、単位、低値/高値など）に対して提供することができる特定の情報項目。ターゲットタイプの数は任意で定義することができます。

ワークフロー

基準値データはViedoc Designer、Viedoc AdminおよびViedoc Clinicで設定されます。以下の図は、実行する必要のある様々なステップと、これらのステップを実行する権限を持つロールを示しています。

http://help.viedoc.net/l/5cf069/en/

これは基準値データの紹介とワークフローの説明を含む単一ソースのファイルです：

これらの手順に関する詳細な説明は、以下を参照してください。

Viedoc Designerの基準値データスコープを設定する
Viedoc Adminの基準値データソースを管理する (このレッスンです)
Viedoc Clinicの基準値データを活用する

基準値データの扱い方に関する具体的な例は、以下を参照してください。

基準値データを活用するための使用事例

基準値データの扱い方に関するチュートリアル動画もご覧ください。

基準値データのチュートリアル動画

Viedoc Adminの基準値データソース

基準値データソースについて

基準値データソースはViedoc Adminで設定されます。基準値データソースとは、基準値を提供する組織、たとえば研究所のことを指します。基準値データソースは複数追加することができます。個々の基準値データソースは、以下を定義する1つ以上の基準値データスコープと紐付いています。

基準値データソースが扱う測定
結果に影響を与える可能性のある因子
これらのパラメーターに使用される範囲/単位

また、基準値データソースは試験内の1つ以上の施設と紐付けられます。

基準値データソースを設定できるユーザー

Viedoc Adminで基準値データソースを管理する権限を持つことができるユーザーロールは次のとおりです。

基準値データソース管理者 - 基準値データソースを試験レベルで管理することができます。このロールを持つユーザーは、施設レベルでのデータソースの管理をサイトマネージャーに委任することができます。
サイトマネージャー - 基準値データソースマネージャーから委任されている場合、（管理している施設の）施設レベルで基準値データソースを管理することができます。

注意！基準値データソースマネージャーは、サイトマネージャーによって追加された施設固有の基準値データソースを編集することはできません。基準値データソースマネージャーはそれらを読み取り専用として閲覧することが可能です。

ユーザーロールの種類とロールの管理についての詳細は、ユーザーを管理する (STM・SIM編)を参照してください。

基準値データソースウィンドウの説明

基準値データソースウィンドウでは、以下のことが可能です。

1. すべての基準値データソースのリストを表示します。サイトマネージャーに基準値データソースの作成を許可するオプションがオンになっている場合、サイトマネージャーは自分が管理している施設に割り当てられたデータソースを管理することができます。

2. 基準値データソースの詳細を表示します。

基準値データソースの名前と場所。
スコープ：どの基準値データスコープがデータソースにマップされているか。
施設：どの施設がデータソースにマップされているか。
最後にいつ、誰によってデータソースが編集されたか。

3. 基準値データソースの詳細を開いて編集します。

4. 以下の条件で基準値データソースのリストを並べ替えます。

変更日（昇順または降順）。
名前（アルファベットの昇順または降順）。

並び替えに使用中のオプションは、オレンジ色で表示されます。

5. 新しい基準値データソースを追加します。

ステップ・バイ・ステップガイド

基準値データソースを追加する

注意！基準値データソースは基準値データソースマネージャーのみ追加することができます。

新しい基準値データソースを追加するには、以下の手順に従ってください。

1	基準値データソースフィールドのツールボックスアイコンをクリックします。基準値データソースウィンドウが開きます。
2	新しい基準値データソースの追加をクリックします。
3	基準値データソースに関する以下の詳細を入力します。名前（入力必須）国市担当者名メールアドレス電話番号詳細当該基準値データにリンクする基準値の範囲フィールドで、ソースを紐付けする基準値データスコープを選択します。当該基準値データの選択を許可する施設を選択してくださいのフィールドで、ソースを紐付けるべき施設を選択します。個々の施設、または一度に施設グループ全体を選択することができます（施設グループの詳細については、施設を管理するのシステム施設グループについてを参照してください）。複数の施設および施設グループを追加することが可能です。
4	保存をクリックします。新しい基準値データソースが基準値データソースのリストに追加されます。

基準値データソースを編集する

基準値データソースの詳細を編集するには、以下の手順に従ってください。

1	基準値データソースフィールドのツールボックスアイコンをクリックします。基準値データソースウィンドウが開きます。
2	開くをクリックして、編集する基準値データソースを開きます。
3	詳細を編集し、保存をクリックして、変更を保存します。

基準値データソースを削除する

基準値データソースを削除するには、以下の手順に従ってください。

注意！少なくとも1つの本番環境の施設がそのソースに割り当てられていて、Viedoc Clinicでそのデータソースの基準値データが（基準値データスコープと組み合わせて）既に確定されている場合、その基準値データソースを削除することはできません。

基準値データソースフィールドのツールボックスアイコンをクリックします。

基準値データソースウィンドウが開きます。

開くをクリックして、削除する基準値データソースを開きます。

この基準値データソースを削除するをクリックします。

基準値データソースが削除されます。